武田薬:シャイアー買収で三井住友、MUFGなどに融資打診-関係者

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武田薬品工業はアイルランドの医薬品大手シャイアーの買収を目指し、三井住友フィナンシャルグループ三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)など主要取引先に融資を打診していることが分かった。複数の関係者が12日、匿名を条件に明らかにした。

  共同通信は先に、武田薬が主要取引先の三井住友銀行など複数の大手銀行に計数兆円規模の融資を打診していると報じていた。

  武田薬のクリストフ・ウェバー最高経営責任者(CEO)は5日のアナリスト向け会合で、シャイアー全体の買収を検討していると表明し、「配慮した」買収では規模は障害にならないとの考えを示した。英国の企業買収関連法に基づき、武田薬は25日までに提案を行うかどうかを表明しなければならない。

  武田薬の時価総額は約4兆円と、5兆円規模のシャイアーを下回る。実現すれば、2016年のソフトバンクグループによる英半導体開発大手アーム・ホールディングスの買収を上回り、日本企業として過去最大の海外買収案件になる可能性がある。しかし必要になる巨額の資金調達が懸念材料となっており、買収提案の検討発表後は武田薬の株価は下落した。

  武田薬の広報担当者は電話取材に対しコメントは控えると回答。三井住友フィナンシャルグループの広報担当者からもコメントは得られなかった。MUFGの広報担当者は個別案件についてはコメントしないと述べた。

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