Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

ファーストリテイリング、今期営業益予想を2250億円に上方修正

更新日時
  • 9-2月期の海外ユニクロ事業の営業利益は66%増-冬物商品好調で
  • 今期の年間配当予想を50円増額、400円に

衣料品ブランド「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは12日、今期(2018年8月期)の営業利益予想(従来は2000億円)を2250億円に上方修正した。ブルームバーグが集計したアナリスト18人の営業益予想の平均2215億円を上回った。2017年9月ー18年2月期に海外ユニクロ事業が大幅な増収増益となったことなどが寄与した。

  同社は今期の純利益予想(従来1200億円)も1300億円に、売上高予想(同2兆500億円)も2兆1100億円に上方修正。純利益予想はアナリスト予想の平均1397億円を下回った。業績予想の修正を踏まえ今期の年間配当予想を株当り400円に50円上積みした。

  同社は東南アジアの人口が多い国を中心に海外でユニクロの出店を加速しており、前期には海外ユニクロ事業の売上高が初めて国内を上回った。今期には海外の営業利益が国内水準に迫ると予想している。

  9-2月期の海外ユニクロ事業の営業利益は前年同期比66%増の807億円。中国や韓国でヒートテックやダウンといった冬物商品の販売が好調だったほか、米国で地域別に商品構成を見直したことが寄与した。国内ユニクロ事業でも寒波により防寒衣料の販売が好調だったことや、売れ筋商品の把握や不人気商品の早めの売価変更が奏功し、営業利益は29%増の887億円だった。

  決算資料に基づくブルームバーグの試算によると同社の12ー2月期の営業利益は前年同期比35%増の566億円。アナリスト4人の予想平均482億円を上回った。同期の純利益は7%減の256億円。売上高は16%増の5697億円だった。

  UBS証券の守屋のぞみアナリストは5日付のリポートで、中国や東南アジアを中心に海外事業は今後5年間にわたり「2桁成長ペースが続く」と指摘。一方で国内事業の成長余地については全国展開を終えていることから「横ばい圏」と予想した。出遅れていたインターネット通販には拡大余地があるとの見解を示した。

(詳細を加えて記事を更新します.)
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