コンテンツにスキップする
Photographer: Jerome Favre/

香港ドルが対米ドルで許容変動幅の下限に下落、2005年以来初

更新日時
  • HKMA:銀行の要請あれば香港ドル購入する
  • 香港ドル買い介入で金利上昇なら不動産市場のセンチメントに影響も
A Hong Kong one-hundred dollar banknote and U.S. one-hundred dollar banknotes are arranged for a photograph in Hong Kong, China, on Wednesday, June 13, 2012. Hong Kong’s incoming leader, financial secretary and top central banker all pledged their commitment to the city’s currency peg after former monetary chief Joseph Yam called for a review of the link to the dollar.
Photographer: Jerome Favre/

香港ドルは12日、許容変動幅が2005年に設定されて以来、初めて変動幅下限を付けた。緩和マネーが不動産ブームをあおり株式相場の高値更新を支えている香港で警鐘を鳴らす動きだ。

  アジア時間12日の取引が始まる中、スポットレートは1米ドル=7.8500香港ドルを付けた。許容変動幅を防衛する義務がある香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は発表文で、銀行から香港ドル相場下支え要請があれば実行する用意があると表明した。

Weak End

  HKMAはこれまで介入実施を迫られていないが、必要な場合には投機的動きを容易に阻止できるとみられる。ただ、そうした中で香港ドル買いに踏み切れば、金融システムから流動性を引き揚げることで、借り入れコストを押し上げる可能性がある。そうなれば、香港の住宅相場を世界で最も手の届かないものとし、香港株の1月の最高値更新を後押しした超低金利時代に終わりを告げるシグナルとなる。

  上海商業銀行の調査責任者ライアン・ラム氏は、「HKMAの介入開始に伴い不動産や株式に直ちに影響が及ぶとは思わない。だが、香港ドル金利が上昇し始めれば、債券利回りが上昇し投資妙味が増すため株から債券に資金がシフトするだろう。金利上昇は不動産市場のセンチメントにも影響し、様子見のアプローチを取る投資家も増える」と予想した。

  ブルームバーグ・データでは、香港時間午前11時27分(日本時間午後0時27分)時点の対米ドル相場は7.8499香港ドル。ニューヨーク在勤トレーダー3人が匿名を条件に語ったところによると、7.85香港ドルの水準でこの日早くに取引が成立した。ブルームバーグ端末上のHKMAのポータルサイトは午前11時1分に更新されているが、介入は示されていない。

原題:Hong Kong Dollar Touches Weak End of Band, First Time Since 2005(抜粋)

(HKMAの見解を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE