ザッカーバーグ氏、2日間の議会証言を冷静に乗り切る-FB株続伸

  • 11日に下院委員会で証言-「私の誤りだった」とあらためて謝罪
  • 一部の議員はソーシャルメディアの新たな規制求める

米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、2日間の議会証言を落ち着いた表情をほとんど崩すことなく乗り切った。ユーザーのプライバシー保護での不手際に対する謝罪や改善の約束を議員らに一蹴されながらも、冷静を維持することで投資家を安心させた。

  世界最大のソーシャルネットワーク、フェイスブックの共同創業者であるザッカーバーグ氏は10日の上院公聴会に続き、11日には下院の委員会で証言。フェイスブックが自社ツールの悪用を阻止するため十分な措置を講じていなかったと認め、「私の誤りだった。申し訳ない」とあらためて謝罪した。

下院公聴会に出席したザッカーバーグ氏(4月11日)

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  共和、民主両党の議員の懐疑的な見方は、ジャニス・シャコウスキー下院議員(民主、イリノイ州)の簡潔な質問に要約された。「誰がわれわれをフェイスブックから守るのか」というものだ。

  ロシアがフェイスブックを利用して2016年の米大統領選に干渉したとの疑惑や、同選挙でトランプ陣営に起用された英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に最大8700万人のフェイスブックユーザーの個人情報が流出していたことが発覚したのを受け、ザッカーバーグ氏は議会証言を求められた。

  民主党と一部の共和党議員は、問題解決の答えは連邦規制の強化にあると発言。ザッカーバーグ氏も政府による何らかの行動が妥当だろうとの認識を示した。議員らはさらに、多くの質問に対してもっと良い回答を同氏とフェイスブックが提供すると期待していると明言した。

  それでもザッカーバーグ氏(33)の議会証言は株式市場で評価され、フェイスブックの株価は続伸。0.8%高で11日の取引を終えた。10日には4.5%上昇していた。

  民主党のマイク・ドイル下院議員(ペンシルベニア州)はこうした信頼のギャップを埋め、企業がユーザーのデータを保護し、プライバシーが守られるようにするには、専門家で構成され、十分なリソースと規制策定の権限を与えられる監視機関を創設する立法措置しかないとの見解を示した。

  こうした主張に対し、共和党のフレッド・アプトン下院議員(ミシガン州)は、規制の導入が新興企業の参入を妨げる恐れがあると指摘した。

下院公聴会で議員の質問に答えるフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO

(出所:Bloomberg)

原題:Zuckerberg Survives Unruffled After Two Days Before Congress(抜粋)

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