モルガンS:データ主導の新たな技術サイクル、投資面で巨大な可能性

  • 向こう10年間で企業の漸進的な情報技術投資は倍増も
  • IoTやAI、AR、VR、自動化など多数の技術が同時に台頭

テクノロジー業界がニュースの見出しをにぎわす中、米モルガン・スタンレーは同業界と関連株の両方の将来を楽観している。

  ケイティー・ハバティ氏らモルガン・スタンレーのアナリストは9日付のリポートで、データ主導の新たな技術サイクルは始まったばかりで、投資面で極めて大きな可能性を秘めていると指摘。「IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)、自動化」といった多数の技術が同時に台頭する初めてのコンピューティング・サイクルだと述べた。

  アナリストらはリポートで「黎明(れいめい)期にあるデータ主導のコンピューティング・サイクルは、向こう10年間で企業の漸進的な技術投資を倍増させ、20年ぶりに幅広い生産性の伸びを加速させる可能性がある」と分析。データ技術が10年で漸進的な情報技術(IT)投資を1兆6000億ドル(約171兆円)と、過去3回のサイクルの平均である7400億ドルの2倍強の水準に押し上げるチャンスがあると指摘した。

  モルガン・スタンレーは2017年に半導体セクターが最高のパフォーマンスを見せて相場をけん引したシナリオが終わりを迎える兆候を指摘。価値の創造はインフラ提供者にシフトする可能性が高いとし、 シスコシステムズヒューレット・パッカード・エンタープライズシーゲイト・テクノロジーの年初からの好調な値動きに言及した。最終的には、ソフトウエアとサービスでコンピューティング・プラットフォームを収益化できるクラウドプロバイダーが成長に向かう良い位置にあるとし、アマゾン・ドット・コムマイクロソフトIBMアリババを例に挙げた。

  モルガン・スタンレーが「データ時代」に最も恩恵を受けると見る15銘柄は以下の通り。

  • ブロードコム
  • マイクロン・テクノロジー
  • エヌビディア
  • サムスン電子
  • シスコシステムズ
  • ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
  • 杭州海康威視数字技術
  • シーゲイト・テクノロジー
  • アリババ・グループ・ホールディング
  • アルファベット
  • アマゾン・ドット・コム
  • IBM
  • マイクロソフト
  • アマデウスITホールディングス
  • ダッソー・システムズ

原題:Morgan Stanley Says Data Drive to Push Next Tech Growth Wave (1)(抜粋)

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