トランプ大統領にモラー特別検察官解任の権限-ホワイトハウス報道官

  • 大統領の個人弁護士の事務所捜索受け、従来の姿勢から変化
  • モラー氏解任なら大統領の地位をリスクにさらす-共和党上院指導部

ホワイトハウスのサンダース大統領報道官は10日、2016年米大統領選へのロシア干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官について、トランプ大統領に解任の権限があるとの助言を受けたことを明らかにした。

  トランプ大統領は9日、自身の個人弁護士であるマイケル・コーエン氏の事務所などが連邦捜査局(FBI)に捜索されたのを受け、同捜査を強く批判。報道官の発言はこのような新たな展開の下で、モラー特別検察官に対するトランプ氏の考え方を巡って政権のメッセージを従来からのものから変化させた形だ。

  サンダース報道官は定例の記者会見で質問に答え、「大統領にそうした決定を下す権限が確かにあるとの助言をわれわれは受けた」と述べ、ホワイトハウスがこの問題を調べてみたことを示唆した。

  3週間前、モラー特別検察官の捜査に干渉すべきでないとの共和党関係者の警告に対し、サンダース報道官は、モラー氏解任を大統領は「検討も協議もしていない」とのタイ・カッブ特別法律顧問の声明を繰り返していた。

マイケル・コーエン氏

写真家:マーク・ウィルソン/ゲッティイメージズ北米

  こうした中で、共和党指導部からは、仮にトランプ大統領がモラー特別検察官の解任に踏み切れば、大統領の地位をリスクにさらしかねないと警告の声が上がった。

  共和党のコーニン上院院内幹事は10日、大統領がモラー氏を解任するとは思わないとし、「そうすることは大きな誤りだ」と語った。

原題:White House Asserts Trump Can Fire Mueller as GOP Urges Caution(抜粋)

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