ゴールドマンもペリオディックオークション開始-MiFID2対応で

  • CBOE欧州ではオークションの取引高がダーク市場を上回っている
  • 9日のリスト更新でダークプール取引禁止の対象銘柄が増える可能性

欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の施行後も、株式取引での注文情報の非公開を強く望むファンドマネジャーからビジネスを獲得するため、米銀ゴールドマン・サックス・グループは「ペリオディックオークション」と呼ばれるサービスを開始した。同種のサービスで先行する取引所に対抗することを目指す。

  ペリオディックオークションを利用すれば、投資家は手の内を他の市場参加者に知られることなく株式を売買することが可能。ゴールドマンは3月21日に最初のトレードのマッチングを行った。CBOEグローバル・マーケッツが運営する欧州最大の私設取引システム(ダークプール)は、ペリオディックオークションによる取引高が今やダーク市場を上回っている。

  ゴールドマンのマネジングディレクター、デービッド・シュリンプトン氏は電子メールで、「今回開始されたサービスは、最初の銀行主導のペリオディックオークション・ブックとなる。この商品は、公正かつ多面的で透明な環境の下で顧客が取引を行うことを可能にする」と説明した。

  MiFID2の下では、欧州株式755銘柄のダークプールでの取引が既に禁止されており、欧州証券市場監督機構(ESMA)が9日の取引終了後にリストを更新し、取引禁止の対象銘柄が増える可能性が高い。ファンドマネジャーは売買注文が市場を動かし、不利な形勢になることを避けつつ取引を完了する必要があり、ペリオディックオークションは、ダークプール取引への制限を回避する手段の一つと捉えられている。スイス最大の銀行UBSグループの広報担当者によれば、同行も今月中に独自のサービスでゴールドマンに追随する予定。

A New Way of Trading Equities Takes Hold

Volume of shares traded on Cboe Europe's trading venues, euros*

Source: Cboe Global Markets Inc.

* Excludes trades in lit continuous markets

原題:Goldman Leads Banks With Stock Auctions as a MiFID II Workaround(抜粋)

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