Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ヘッジファンドは覚悟を決める時-ボラティリティー復活で運命を左右

  • ボラティリティーは高止まりの公算、豊富な機会を運用者に提供へ
  • 「本当にまたとない機会だ」-スカイブリッジのガヤスキ氏

数年間にわたる低調なパフォーマンスを経て、株式ヘッジファンドは運命を左右する時を迎えている。

  ヘッジファンドは、市場が静かで株価に十分な不均衡が生じないため稼ぐことができないと嘆いてきた。ヘッジファンドは約10年にわたり年間で市場全体をアウトパフォームしておらず、ジョン・グリフィン氏やアラン・フルニエ氏のような業界の大物がファンドの閉鎖や資金返還に追い込まれた。
  
  もっとも足元ではボラティリティーが復活し、ここ数年と比べて動きも大きくなっているため、ヘッジファンドはもはや成績不振を静かな市場のせいにすることはできない。金利の上昇や貿易戦争の恐れ、フェイスブックを巡る規制強化の可能性など数多くの問題によって株価の変動率が高止まりする公算が大きく、この価格変動を利用して利益を得る豊富な機会を運用者に提供するだろう。

  ヘッジファンドに投資するスカイブリッジ・キャピタルのシニアポートフォリオマネジャー、トロイ・ガヤスキ氏は「本当にまたとない機会だ。覚悟を決めないといけない」と語った。同社の運用資産は約62億ドル(約6650億円)。

  一部の運用者は結果を出しつつある。マーシャル・ウェイスのユーレカ・ファンドは1-3月(第1四半期)のパフォーマンスがプラス4.1%、タイガー・グローバル・マネジメントはプラス6.7%だったと両社に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  一方、関係者によると、ラリー・ロビンズ氏のグレンビュー・キャピタル・マネジメントは同じ期間にマイナス7%、デービッド・アインホーン氏のグリーンライト・キャピタルでは旗艦ファンドがマイナス約14%だった。

著名ヘッジファンドが痛い目に-市場の「一時的」ボラティリティーで

株式ヘッジファンド

Q1成績(%)

オデイ・ヨーロピアン+12
ボーチェ・カタリスト・パートナーズ+7.9
タイガー・グローバル・マネジメント+6.7
マーシャルウェイス・ユーレカ+4.1
シタデル・グローバル・エクイティーズ+2.1
バイキング・グローバル・インベスターズ-0.2
グレンビュー・キャピタル・マネジメント-7
パーシング・スクエア-8.6
グリーンライト・キャピタル-14

出所:事情に詳しい複数の関係者。会社の広報担当はコメントを控えた

           

原題:Equity Hedge Funds Must ’Put Up or Shut Up’ Amid Volatility (1)(抜粋)

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