トランプ米大統領:貿易摩擦で農家の「暮らし良くなる」

  • トランプ大統領:中国が農家を標的にしたのは自身への支持が理由
  • トランプ大統領、農家に「埋め合わせする」と約束

トランプ米大統領は中国政府が米国の農産物を標的に輸入関税を課す方針を示しているにもかかわらず、米国の農家が貿易摩擦をうまく切り抜けることになると約束した。

  トランプ大統領は9日にホワイトハウスでの閣議に際して記者団に、「行われるべき仕事は少ないだろうが、農家はこれまで以上に暮らし向きが良くなる」と述べた。

  中国は先週、中国製品1333品目に対するトランプ政権の関税計画に報復するため、大豆や豚肉などの米国製品500億ドル(約5兆3400億円)相当に関税を課すと発表した。最も大きな打撃を受ける可能性のあるのは、長年共和党の支持基盤の一部だった農村部とみられる。大豆生産で上位10州のうち8州は2016年大統領選でトランプ氏が制しており、11月にはそのうち3州が上院戦で接戦になると予想されている。

  トランプ大統領は中国が「特に農家をたたくのは、それが私の痛手になると考えるからだ」と指摘。「農家は素晴らしい愛国者だ。国のために行っていることを彼らは理解している。われわれは彼らに埋め合わせをする」と述べた。

  農業はトランプ大統領の支持基盤の一部を形成しているが、経済的圧力は強まっている。中国の関税方針表明前に米農務省が発表した予測によると、農家の利益は2018年に12年ぶりの低水準に落ち込む可能性がある。

  トランプ大統領は先週、追加関税の可能性を発表した際に、農務省に農家支援に向けた具体的行動を指示した。ただ、パーデュー農務長官は9日にワシントンで行ったスピーチで詳細への言及を控えた。

  米農務省のセンスキー次官によれば、農家支援の一つの選択肢は農務省傘下の商品金融公社(CCC)の権限を使って米穀物の過剰分を買い取ることが挙げられている。

原題:Trump Vows Farmers to Be ‘Better Off’ Because of Trade Fight (2)(抜粋)

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