トランプ大統領のアマゾン批判、ムッソリーニ政権下のイタリアに似た現象

  • CEOがWポストの株主という理由で糾弾しているとの見方を示唆
  • ビジネスをディール至上主義に移行させようとしているとサマーズ氏

サマーズ元米財務長官

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

サマーズ元米財務長官は、トランプ米大統領によるアマゾン・ドット・コムへの攻撃をムッソリーニ政権下のイタリアや他の全体主義国家で起きた出来事によく似た「ジハード(聖戦)」になぞらえた。

  サマーズ元財務長官はCNNの番組で、大企業を反トラスト(独占禁止)の観点から厳しく監視することは結構だとしながらも、報道でトランプ大統領の怒りを買っている米紙ワシントン・ポストをアマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が保有しているという理由で、大統領が同社を糾弾しているとの見方を示した。

  サマーズ氏は「CEOが非公開株を保有する新聞社の活動が気にいらないからといって、一企業へのジハードを続けることは、米国の大統領がやる仕事ではない。あらゆる場所でビジネス関係者を深く懸念させているに違いない」と発言した。

  さらにアマゾンや他の企業をその場その場で攻撃することによって、トランプ氏は米国のビジネスアプローチを法の支配から「ディール至上主義」に移行させようとしているとサマーズ氏は語った。

  トランプ大統領は、アマゾンが納税を不当に回避し、米国の郵便制度を悪用していると主張し、過去2週間にわたりツイートで非難。また、ワシントン・ポスト紙を同社が「チーフロビイスト」として利用しているとの批判も展開している。

原題:Summers Compares Trump’s Amazon Attack to Italy Under Mussolini(抜粋)

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