ドイツ銀、ゼービング氏をCEOに起用-経営幹部刷新の一環

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  • ゼービング氏はシェンク氏と共に共同副CEOを務めていた
  • ガース・リッチー氏が単独の証券部門責任者に昇格

ドイツ銀行は、ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)の後任としてクリスティアン・ ゼービング氏を指名した。欧州最大の投資銀行の将来の方向性を巡り懐疑的な見方が広がる中で、クライアンCEOは就任から3年弱で退任する。

クリスティアン・ゼービング氏

写真家:Alex Kraus / Bloomberg

  ドイツ銀の8日遅くの発表によると、同行生え抜きのゼービング氏はCEOに即日就任する。一方、ガース・リッチー氏が単独の証券部門責任者に昇格し、カール・フォンロア最高総務責任者(CAO)と共に副CEOに就任する。ゼービング氏と共同副CEOを務めていたマルクス・シェンク氏は、クライアン氏と共に同行を去る。

  ドイツ銀の首脳人事を巡ってはここ数週間、臆測が広がっており、会長が後継者に関して株主との合意形成に奔走する中、クライアン氏はCEO職にとどまると公に発言せざるを得ない状況にあった。複数の関係者によると、監査役会はパウル・アハライトナー会長が提案した措置の一部を採用することに全会一致とはならず、投資銀行の首脳陣交代が特に争点だったと関係者1人は話した。

  ドイツ銀は収益性回復や低迷する株価のてこ入れを投資家から迫られる中、過去6年で3回目のトップ交代を決めた。ただ、同行の戦略や、米投資銀行業界でどれほどの役割を引き続き果たしたい意向なのかについては依然として議論の的となっている。クライアン氏はリスクを減らし、以前起きた多額の不正行為問題を決着させたが、増資にもかかわらず収益の伸びを回復させられなかった。

  ゼービング氏は1989年に実習生としてドイツ銀入り。最近はコマーシャル・リテールバンキングやウェルスマネジメント業務を統括。独リテール部門の人員削減について、影響力の大きい従業員代表との交渉を首尾よくまとめ、合意を予定通り実行した実績を称賛された。

  プライベートおよびコマーシャルバンク業務の責任者をゼービング氏と共に務めていたフランク・シュトラウス氏は同部門の単独トップに就任する。

原題:Deutsche Bank Names Sewing CEO, Replacing Cryan in Broad Revamp(抜粋)

(背景やゼービング氏の経歴などを追加して更新します.)
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