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パウエルFRB議長:漸進的利上げ継続で「持続的景気拡大」目指す

更新日時
  • 議長は賃金の増加ペースが急加速していない状況を指摘
  • 緩やかな賃金増は労働市場が過度にはタイト化していないことを示す
FRBのパウエル議長

FRBのパウエル議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
FRBのパウエル議長
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレと労働市場の見通しがさらなる漸進的な利上げを支えるとの認識を示した。一方、賃金が急増していない状況は労働市場が「過度にはタイト化していない」ことを示していると述べた。

  パウエル氏は6日、2月のFRB議長就任後では初となるシカゴでの講演で「われわれは2%のインフレ率と、力強い労働市場を伴う持続的景気拡大を引き続き目指す」と表明。「経済がおおむね現在の軌道を進み続ける限り、フェデラルファンド(FF)金利のさらなる漸進的な引き上げがそれらの目標を推進する上で最善となる」と続けた。

  貿易問題については、関税がどう米経済に影響するか推定するには「時期尚早」だとした。パルエル議長は講演後の質疑応答で、「全国内の多くの企業トップから、貿易政策の変更が若干リスクになったとの声を実際に聞いている」とし、「関税は物価を押し上げる可能性がある」と加えた。

  講演では、労働市場に関する指標についてはまちまちだとし、一部はタイト化を示す一方、スラックを示す指標もあると述べた。

  議長は「賃金増加ペースがより急激に加速していない状況は、労働市場が過度にはタイト化していないことを示唆している」とし、「労働市場が一段と力強さを増すにつれ、賃金の伸びが一層上向くと見込んでいる」と加えた。

原題:Powell Backs Gradual Hikes With Slack Left in Labor Market (1)(抜粋)

(パウエル議長の発言を追加し、更新します.)
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