豪AMPのナエイミ氏:全ての米資産売却も検討-貿易戦争を嫌気

  • 政治リスクがあまりにも大きくなりつつある
  • 中国の対米報復措置に対するヘッジを探る-6日には金を購入

オーストラリアの投資運用会社AMPキャピタル・インベスターズのダイナミック市場責任者ネーダー・ナエイミ氏は、米中間の関税報復合戦を嫌気し、同氏が保有する米国の資産全ての売却を検討していると述べた。

  同氏は電話インタビューで、「いずれかの時点で私の全ての資産、全てのエクスポージャーを米国から引き揚げると言わなければならなくなるかもしれない。それがわれわれが考えている一番のことだ」と話した。

  シドニー在勤のナエイミ氏は「われわれは引き裂かれている」と指摘。「一方では素晴らしいファンダメンタルズがあり、世界の成長が同時進行している。だが、政治リスクがあまりにも大きくなりつつある」と語った。

  同氏は自身のファンドで米ボーイング株を売り持ちとする一方、欧州エアバスの株式を買い入れていることを示唆。「中国はボーイングと極めて大きな契約をまとめているが、簡単にひっくり返すこともできるだろう」と述べた上で、中国の報復に備えるヘッジを探っているとし、6日は金購入に動いたことを明らかにした。

原題:A $60 Billion Manager Mulls Selling All U.S. Assets on Trade War(抜粋)

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