国内の銅地金生産は6%増の82万トン、金は2割弱増産-非鉄8社上期

  • PPCや三菱マが銅地金を増産、前年同期に定期修理を実施した反動
  • 金は17%増の64トン、銀は2.4%増の933トン-亜鉛も増産へ

国内非鉄製錬8社の2018年度上期(4-9月期)の地金生産計画が6日、出そろった。合計した銅地金の生産量は前年同期の実績と比べて6.1%増の81万5000トンとなる。最大手のパンパシフィック・カッパー(PPC)が昨年9月から12月にかけて実施した佐賀関製錬所(大分県)での定期修理の影響がなくなる。三菱マテリアルも昨年3月から4月にかけて直島製錬所(香川県)で定修を実施していた。

  銅地金は電線や伸銅品に加工され、半導体や自動車など幅広い分野で使用される。日本電線工業会は18年度の銅電線の需要を17年度見込み比で2.9%増の70万6000トンと予測。日本伸銅協会も18年度の需要を同1.7%増の84万200トンと見込む。

  金地金の全体の生産量は前年同期の実績比で17%増の64トン、銀は同2.4%増の933トンを見込む。金や銀は銅鉱石などに副産物として含まれている鉱石を原料として使用するほか、廃棄されたパソコンや携帯電話などから金や銀を取り出して再利用する取り組みにも各社力を入れている。

【非鉄製錬8社の4-9月期の生産計画】

社名亜鉛
PPC300,000(  15)  21( 19)174(  27)------
住友鉱227,700( 1.7) 9.8(-10)108(-3.2)------
三菱マ187,374( 7.0)  25( 33)189(  15)---13,728(-1.7)
DOWA 33,189( -14) 3.0(-20)193( 6.6) 86,634(6.4) 4,965(  14)
古河機金 42,006(-7.8) 2.3(206) 11( 2.6)------
日鉄鉱業 24,776( 4.1) 0.5( 98)4.6( -20)------
三井金属---2.7(-6.9) 83( -25)105,900(  0)31,300(-5.7)
東邦亜鉛------170( -10) 49,450( 14)49,500(-1.2)
合計815,045( 6.1) 64( 17)933(2.4)241,984(4.8)99,223(-2.1)

(注:単位はトン、カッコ内は前年同期の実績比%)

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