中国の投資家、金ETFへの投資拡大-貿易戦争懸念でリスク高まる中

  • ボセラ金ETFへは今年に入って過去最大の5億ドル余り流入
  • ETFを通じた金保有量は約5年ぶりの高水準

世界貿易戦争の始まりを懸念する声は杞憂(きゆう)に終わる可能性もあるが、中国の上場投資信託(ETF)投資家はどんなことも運任せにはしない。

  中国の「ボセラ金ETF」へは今年に入ってこれまでに5億5380万ドル(約590億円)が流入。年間ベースでは、同ETFが深セン市場に上場された2014年以降で最大となる可能性がある。ブルームバーグが追跡しているこうした全てのETFを通じた金の保有量は7320万オンスと、ほぼ5年ぶりの高水準となっている。ボセラへの資金流入は今年、全ての商品連動型ETFのうちニューヨーク市場に上場されている「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」、「SPDRゴールド・シェアーズ」に次ぎ、3番目に多い。

  産金業界団体ワールド・ゴールド・ カウンシル(WGC)の投資調査ディレクター、フアン・カルロス・アルティガス氏は電子メールで送付した文書で「米国と中国での資金流入は、3月の世界貿易を巡る緊張といった地政学的リスクなどに関連する広範囲に及ぶ市場の不透明感を反映している」と指摘した。

原題:Chinese Investors Rush to Gold ETF as Trade Angst Adds to Risk(抜粋)

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