武田薬CEO、シャイアー全体の買収検討-アナリスト会合で表明

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  • 武田薬は5日、アナリスト向け会議を開催した
  • 一部の事業や資産だけの取得は検討していないとクレディS
The Takeda Pharmaceutical Co. logo is displayed outside the company's Tokyo office building in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 1, 2014. Takeda in May reported its lowest profit in 15 years. Japan's largest drugmaker now must rely on its first foreign chief executive officer to engineer a turnaround. Photographer: Tomohiro Ohsumi/

武田薬品工業のクリストフ・ウェバー最高経営責任者(CEO)は5日開いた会合で一部のアナリストに対し、同業のシャイアー全体の買収を検討していると表明。「配慮した」買収では規模は障害にはならない旨を示した。

  武田薬はUBSグループやクレディ・スイス・グループなどのアナリスト向け会合を5日に開催したことを確認した。投資家や報道陣は招待されなかった。武田薬は同会合でどんな話が出たかについては確認できないとしており、非公開の席での株価動向に影響する可能性のある情報の開示をめぐる疑問を投げ掛けている。

  UBSのアナリストは、ウェバーCEOが最大500億ドル(約5兆3600億円)相当に上る可能性があるシャイアー買収を武田薬の成長を加速する機会として捉え、世界のリーダーへと押し上げる一助になるとみていると報告。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリストらはリポートで、「東京での会合で武田薬はシャイアーへの関心を強調していた」と説明。「意欲的な買い手や売り手が存在し、双方の期待を満たす余地もあり、シャイアー買収の可能性はあるとわれわれは考えている」と記した。

  クレディ・スイスはリポートで、武田薬は一部の事業や資産だけを取得することは検討していないと説明した。シャイアーは武田薬から正式な買収案を受けていない。英国の企業買収関連法に基づき、武田薬は4月25日までに提案を行うかどうかを表明しなければならない。

  UBSによると、ウェバーCEOは買収資金についてはコメントを控えたが、武田薬の配当と投資格付けを維持することに注力する考えをあらためて示した。

  アナリストリポート内容を受け、シャイアー株は5日、一時6.1%値上がり後、3%高の3707ペンスで取引を終えた。6日の武田薬株は5%安の5000円と、1年2カ月ぶり安値で終了。日経平均株価採用銘柄で値下がり率1位だった。メリルリンチ日本証券はアナリスト会合後の5日のリポートで、シャイアー買収のための資金調達は株式増資の可能性も残ると考えると指摘した。

原題:Takeda CEO Tells Select Group He Seeks Deal for All of Shire (2)(抜粋)

(最終段落の株価を更新します.)
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