【NY外為】ドル上昇、リスク選好が改善-貿易戦争巡る懸念緩和

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5日のニューヨーク外国為替市場では、リスク選好が改善される中でドルが上昇。一時2週ぶり高水準を付けた。貿易を巡る対立は友好的に解決されるとの期待が強まった。6日には3月の米雇用統計が発表される。

  ドルは主要10通貨中、カナダ・ドルを除く全て対して上昇。ブルームバーグのドル指数は一時0.5%上げて、3月21日以来の水準を付けた。ドルは円に対し最も上昇。対円で3日続伸となり、一時5週ぶり高値となった。またスイス・フランに対しては4日続伸し、1月22日以来の高値を付けた。

  トランプ大統領はこの日のイベントで、北米自由協定(FTA)を巡る合意は「かなり早期に」まとまる可能性が高いが、米国は急いでいないと指摘した。

  またトランプ政権は先に、貿易面での対立を巡る市場の懸念の緩和に努めた。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、米国と中国は「時間を経て」貿易面で合意に至ると予想していると述べた。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%高。ドルは対円で0.6%上げて1ドル=107円40銭。ユーロは対ドルで0.3%下げて1ユーロ=1.2238ドル。

  朝方発表された経済指標では、週間新規失業保険申請件数は前週比2万4000件増加の24万2000件。継続受給者数は3月24日までの1週間に6万4000人減少して180万8000人と、1973年12月以来の低水準。

  このほかブルームバーグ米消費者信頼感指数は57.2と17年ぶり高水準を更新。米貿易赤字は2月に前月比で拡大し、9年ぶりの高水準となった。

欧州時間の取引

  欧州時間もドルは堅調に推移。米中が貿易を巡る対立解消に向けた交渉入りに前向きな姿勢を示唆したことから、リスク回避の動きが弱り、円とスイス・フランなど逃避通貨は下落。欧州株が取引開始から値上がりしたことも、ドル買い要因とされた。

原題:Dollar Holds Firm Amid Hopes Trade Spats Can Be Resolved(抜粋)
Currency Havens Drop as Dollar Gains on Easing Trade-War Fears

(第3段落および5段落以降を追加し、更新します.)
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