ドイツ銀のトレーディング責任者リッチー氏が退社検討-関係者

  • 年内の契約更新を控えて将来についてあらゆる選択肢を検討している
  • ドイツ銀に20年在勤のベテランでトレーディング業務を統括

ドイツ銀行の投資銀行部門共同責任者、ガース・リッチー氏が年内にも退社を検討していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

ガース・リッチー氏

写真家:Arne Dedert / AP写真によるdpa

  ドイツ銀に20年在勤のベテランでトレーディング業務全体を統括するリッチー氏は、年内の契約更新を控えて将来についてあらゆる選択肢を検討している。関係者の1人が非公開情報だとして匿名を条件に述べた。関係者らによると、結論は出ておらず契約に関する協議が続いている。

  米紙ウォールストリート・ジャーナルが5日これより先に、同氏の退社の可能性について報じた。ブルームバーグが入手した社内文書によると、リッチー氏ともう1人の部門共同責任者のマーカス・シェンク氏は、報道は「臆測」にすぎないとし「気にしないように」と行員に呼びかけた。

  株・債券トレーディングからの収入はドイツ銀の最大の収入源だが、2015年末から32%減少し投資家から懸念の声が上がっている。ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は他行に後れを取っている分野について、シェア回復を目指すべきか撤退すべきかを検討していると、事情に詳しい関係者が先週、ブルームバーグ・ニュースに対し明らかにしている。

Trading Slump

Deutsche Bank's trading revenue has tumbled by almost one-third since 2015

Source: Bloomberg Intelligence data

Note: chart measures full-year trading revenue for 2017 versus 2015, uses local currencies

  ドイツ銀株は5日のフランクフルト市場で4.4%高となった。

原題:Deutsche Bank Trading Boss Ritchie Is Said to Weigh Leaving (1)(抜粋)

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