4月5日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、リスク選好が改善-貿易戦争巡る懸念和らぐ

  5日のニューヨーク外国為替市場では、リスク選好が改善される中でドルが上昇。一時2週ぶり高水準を付けた。貿易を巡る対立は友好的に解決されるとの期待が強まった。6日には3月の米雇用統計が発表される。

  ドルは主要10通貨中、カナダ・ドルを除く全て対して上昇。ブルームバーグのドル指数は一時0.5%上げて、3月21日以来の水準を付けた。ドルは円に対し最も上昇。対円で3日続伸となり、一時5週ぶり高値となった。またスイス・フランに対しては4日続伸し、1月22日以来の高値を付けた。

  トランプ大統領はこの日のイベントで、北米自由協定(FTA)を巡る合意は「かなり早期に」まとまる可能性が高いが、米国は急いでいないと指摘した。

  またトランプ政権は先に、貿易面での対立を巡る市場の懸念の緩和に努めた。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、米国と中国は「時間を経て」貿易面で合意に至ると予想していると述べた。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%高。ドルは対円で0.6%上げて1ドル=107円40銭。ユーロは対ドルで0.3%下げて1ユーロ=1.2238ドル。

  朝方発表された経済指標では、週間新規失業保険申請件数は前週比2万4000件増加の24万2000件。継続受給者数は3月24日までの1週間に6万4000人減少して180万8000人と、1973年12月以来の低水準。

  このほかブルームバーグ米消費者信頼感指数は57.2と17年ぶり高水準を更新。米貿易赤字は2月に前月比で拡大し、9年ぶりの高水準となった。

欧州時間の取引

  欧州時間もドルは堅調に推移。米中が貿易を巡る対立解消に向けた交渉入りに前向きな姿勢を示唆したことから、リスク回避の動きが弱り、円とスイス・フランなど逃避通貨は下落。欧州株が取引開始から値上がりしたことも、ドル買い要因とされた。
原題:Dollar Holds Firm Amid Hopes Trade Spats Can Be Resolved(抜粋)
Currency Havens Drop as Dollar Gains on Easing Trade-War Fears

◎米国株・国債・商品:株が3日続伸、米の姿勢軟化で貿易懸念後退

  5日の米株式相場は3日続伸。トランプ米大統領の貿易に関する強硬発言は経済成長を妨げるほどの関税にはつながらないと、ホワイトハウス当局者が示唆した。米国債は続落した。

  • 米国株は3日続伸、S&P500種は約2週間ぶり高値で終了
  • 米国債は続落、10年債利回りが2.83%台に上昇
  • NY原油は上げ縮小、米在庫増加の兆候で
  • NY金は反落、貿易摩擦懸念が後退

  S&P500種株価指数は終値ベースで約2週間ぶりの高値を付けた。米政権から保護主義発言が出ても厳しい政策の実施には至らないとの見方が投資家の間で広がっている。米雇用統計の発表を翌日に控え、米10年債の利回りは遅い時間に2.83%台に上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%高の2662.84。ダウ工業株30種平均は240.92ドル(1.0%)上げて24505.22ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は上げ幅を縮小。データ提供会社ジェンスケープがオクラホマ州クッシングでの在庫増加を発表する見通しだと伝わったことから、日中の上げの大半を消した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比17セント(0.3%)高の1バレル=63.54ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は31セント上げて68.33ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。全面的な米中貿易戦争に発展するとの懸念が和らいだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.9%安の1オンス=1328.50ドルで終了した。

  ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのシニアポートフォリオ・マネジャー、ケビン・キャロン氏は「貿易を巡る当初の緊迫化に続き、米国と中国の応酬や北米自由貿易協定(NAFTA)を巡る騒動などがあったが、市場はここに来てさまざまな駆け引きの本質を見抜くようになり、全面的な貿易戦争になるとの懸念が弱まった」と電話で話した。

  個別ではフェイスブックが上昇。トレーダーは、ユーザー20億人の個人情報が流出の危険にさらされていた状況の会社説明を冷静に受け止めた。先月の株価急落で世界的な相場調整に弾みがついたことから、ハイテク株には慎重なペースで買いが戻りつつある。

  米国債は長期ゾーンを中心に売られた。英国およびユーロ圏国債の利回り上昇や、米国株の上昇が背景。10年債利回りはこの日も50日移動平均の近辺で推移した。
原題:Stocks Rise a Third Day as Trump Team Eases Stance: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Fall; 10Y Cash, Futures Test 50-DMAs(抜粋)
Oil Pares Rally Amid Signals of Expanding American Crude Surplus(抜粋)
Easing Trade Tension Sends Gold Sliding While Pushing Up Copper(抜粋)

◎欧州債:スペイン債が下落、入札が重し-英国債も低調

  5日の欧州債市場はスペイン債を中心に下落。ここ最近は上昇していたこともあり、低調な入札を背景に10-30年債が特に下げた。リスク回避の動きが後退したのに伴い、英国債は中核国債よりも軟調だった。

  スペインは2021と2028、2048年の各償還債を40億ユーロ相当発行した。ガイダンスは40億-50億ユーロだった。

  フランスは2028年と2034年、2039年、2048年の償還債を77億ユーロ発行。ガイダンスは75億-85億ユーロ。応札倍率は総じて弱めだったが、トレーディングはドイツ国債とおおむね歩調を合わせる展開。

  世界的な株価上昇に加え、関税を巡る中国と米国の語調が和らぐ中、リスク回避の動きが後退。
原題:Spain Drops Amid Supply Indigestion; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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