フェイスブック株上昇、事業に「重大な影響」見られずとCEO

  • 悪材料は出尽くしたとの楽観広がる、時間外取引で一時3%高
  • FBはこの日、一連のプライバシー関連の開示を行った

フェイスブックのザッカーバーグCEO

Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America

フェイスブックは4日、同社の甘いデータ保護方針によりユーザー20億人の個人情報が何年もの間、危険にさらされていた状況の説明に追われた。

  同社の株価は、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の記者団との電話会議での発言を受け、悪材料は出尽くしたとの楽観的見方が広がり、4日の米時間外取引で一時3%高を付けた。通常取引終値は前日比1%未満の下げで155.10ドルだった。

  投資家を最も安心させたのは、この数週間、新たな事実の発覚が続き、広告主とユーザーから苦情が殺到、フェイスブックのアカウント削除を呼び掛ける運動が広がったにもかかわらず、同社事業には「重大な影響」は見られなかったとザッカーバーグCEOが発言したことだった。

  同社はこの日、立て続けにプライバシー関連の開示を行った。新データ保護方針やサービス利用規約の更新を発表したほか、「メッセンジャー」上でやり取りされる画像やリンクをスキャンしていると認めた。

  最も画期的な変更点は、ユーザーが電話番号ないしメールアドレスを入力して他のユーザーを検索する機能を廃止したことだ。この機能は個人情報を収集する悪徳業者などに利用されていた。

  ザッカーバーグCEOは同電話会議で、個人情報流出問題での自分の過ちを認めた上で、ユーザーへの責任の自覚を深めると明言。フェイスブックはデータの悪用を全て見つけることは難しいかもしれないが、「今後、悪用がはるかに難しくなるようにすることはできる」とし、「不正な活動の存在を非常に多く暴けるようになる」と説明した。

  同CEOはまた、「自分の知る限り、取締役会は私が会長を退任すべきかどうか議論してはいない。人生とは過ちから学び、前進するために何をする必要があるかを考えることだ」と語った。

原題:Facebook Rallies After CEO Signals Muted Impact From Data Crisis(抜粋)

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