Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

ゼロ金利時代に別れを告げる米国の自動車ローン市場

  • 平均金利は2009年以来の高水準に上昇-エドムンズ
  • ゼロ金利ローンの割合、3月は2年ぶりの低水準
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

米国の自動車ブームのピーク時に売り上げをさらに押し上げようとゼロ金利ローンを提供した自動車メーカーが、このサービスを取りやめ始めた。金利上昇で自社の借り入れコストが高まっているためだ。

  自動車市場調査会社エドムンズによると、消費者の新車購入用ローンの平均金利は3月に5.7%に上昇し、2009年以来の高水準となった。前年同期は5%だった。ゼロ金利ローンの割合は先月、全体の7.4%に縮小し、前年の11%強を下回り、約2年ぶりの低水準となった。
 
  トヨタ自動車の北米担当専務役員、ジム・レンツ氏は先週のニューヨーク国際自動車ショーでのインタビューで、「ゼロから0.9%、あるいは0.9%から1.9%に金利が上がる最初の企業にどこもなりたがらないが、ゼロ金利はもはや標準ではなくなる」と述べ、「それを進めていかねばならない。その影響で少しずつ、市場から押し出される人が出てくるだろう」と語った。

Farewell 0% Financing

Just 7.4% of auto sales last month offered the attractive rate, Edmunds data show

Source: Edmunds

  指標金利がゼロ付近にある機会を利用し低コストで買い手をショールームに引き寄せてきた自動車メーカーは今、市場シェア争いで他の手段に頼らざるを得ない状況にある。そうした種類のローン取引が選択肢から外れた中、メーカーは縮小する市場で買い手を引き付けるために、現金によるインセンティブやリース料の割引に一段と傾いている。JDパワーの試算では、3月半ば時点で希望販売価格から10%以上の値引きを提示していた。

Cheap Deals

The share of U.S. auto sales with 0% financing on an overall decline post-recession

Source: Edmunds

原題:The 0% Auto Loan Era Is Fading Into America’s Rearview Mirror(抜粋)

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