Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米国、中国との通商対立で金利政策見通しに不確実性

  • 逆イールド懸念で追加利上げ困難の状況も-セントルイス連銀総裁
  • 雇用やインフレ、金融政策に及ぼす影響予測するのは時期尚早
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米金融当局者は、米中間の通商対立激化の恐れについて、本来であれば明るいはずの経済見通しに、歓迎されざる不確実性の影を落とすことになると警告する。ただ、雇用やインフレ、金融政策にどのような影響を及ぼすか予測するのは時期尚早だとしている。

  セントルイス連銀のブラード総裁は4日、アーカンソー州リトルロックで記者団に対し、「予想を巡る不透明感が増し、何らかの下振れリスクとなるが、一般的に言って米経済への実際の影響がどうなるか予測するには早過ぎる」と語った。

  ブラード総裁は、投資家の懸念を背景に米国債利回りが圧迫される可能性を指摘。その結果、当局者が年内にさらに2回と想定している政策金利の引き上げを実行すれば、逆イールドカーブ(利回り曲線)につながりかねないと心配して、当局が利上げしづらい状況に見舞われる恐れもあるとの見方を示した。

  中国は4日に対米報復関税を発表したが、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事はその前日の3日にニューヨークで行った講演で、通商政策が見通しにとって「大きな不確実性」だと発言。「今後の展開がどうなるか現時点での予測は極めて難しいが、リスクについて考える場合、考慮すべき点であるのは確かだ」と述べた。

原題:Fed Officials Say China Trade Brawl Clouds Policy Outlook (1)(抜粋)

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