Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

米貿易赤字は9年ぶり高水準、関税引き上げ前に輸入が広範に増大

更新日時
  • 実質財収支赤字は691億ドル、前月の700億ドルから縮小
  • 平昌冬季五輪の放映権に絡む手数料が一時的に輸入押し上げも
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

米貿易赤字は2月に前月比で拡大し、9年ぶりの高水準となった。トランプ政権による関税引き上げを前に、輸入が広範にわたって増加した。

  米商務省発表の貿易収支統計によると、2月の財とサービスを合わせた貿易赤字(国際収支ベース、季節調整済み)は前月から1.6%拡大して576億ドル。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は568億ドルだった。貿易赤字の増大は6カ月連続で、2000年以来で最長となった。

  輸出入いずれも前月比で1.7%増加した。知的財産の輸入額は10億ドル増加したが、これは平昌冬季五輪の放映権に絡む手数料を反映した一時的要因の可能性もある。

  輸入は2620億ドル。資本財や産業資材、食品・飲料などが増加した。輸出は2044億ドル。産業資材や自動車、資本財が伸びた。世界的な景気拡大やドル安が輸出企業にとって支援材料となっている。

  国別(季節調整前、財のみ)では、対中貿易赤字が347億ドルと、前月の355億ドルから縮小した。米政府は年間で対中赤字を約25%相当の1000億ドル削減したい考えだ。対メキシコの貿易赤字は66億ドルと、前月の56億ドルから拡大、対欧州では153億ドル(前月150億ドル)だった。
 
  国内総生産(GDP)の算出に使用されるインフレの影響を除いた実質財収支の赤字は691億ドル、前月の700億ドルから縮小した。
  

  • 統計表

原題:U.S. Trade Gap Widens for Sixth Month Ahead of Trump Tariffs (1)(抜粋)

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