ブラックロックのリーダー氏:米10年債利回り3.25%へ-市場と対照的

  • 米国の経済成長加速に伴いコアインフレ率は上昇の公算
  • それでも10年債利回りは「長期間にわたり4%に達しないだろう」

世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのリック・リーダー氏は依然として米国債利回りの上昇を見込んでいる。

  同社の債券担当グローバル最高投資責任者(CIO)を務めるリーダー氏は、米10年債利回りが現在の約2.78%から年内に約3.25%に達すると予想する。市場では同利回りが2月の2.95%で2018年のピークに既に達したとの見方が広がっており、リーダー氏の予想とは対照的だ。

  リーダー氏は4日にニューヨークでの記者会見で、トランプ政権の財政刺激策が米国の経済成長を押し上げ、国債発行を増やすことから、インフレ率は今後数カ月で加速するため利回りは再び上昇すると予想。 コア・インフレ率は直近の1.8%に対し、向こう1年で2.5%前後でピークを迎える公算が大きいとの見方を示した。

リック・リーダー氏

撮影:Victor J. Blue / Bloomberg

  とはいえリーダー氏は、利回りの劇的な上昇は予想していない。同氏は「長期間にわたって4%を目にすることはないかもしれない」と述べ、米連邦準備制度は今年、利上げを3-4回行い、19年も継続する方向にあるが、20年か21年までには米経済はリセッション(景気後退)入りする可能性もあるとの見方を示した。

原題:BlackRock’s Rieder Sees 3.25% Yield, Rejecting Bond-Market Rally(抜粋)

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