半導体試験のUTAC、IPOや身売りなどの選択肢を探る-関係者

  • UTACの資本再編、1月に完了-アドバイザー候補と会合持つ
  • 負債含め約1100億円の価値あると評価されることを目指す

半導体試験装置を手掛けるシンガポールのUTACホールディングスが新規株式公開(IPO)や身売りを含めた選択肢を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社のアフィニティ・エクイティ・パートナーズとTPGが出資するUTACは最近、社債再編完了を受け、選択肢について協議するためアドバイザー候補と会合を持った。アフィニティとTPGはUTACの負債を含めた企業価値を約10億米ドル(約1100億円)と評価されることを目指している。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べた。

  UTAC事業の大半をコントロールするグローバルA&Tエレクトロニクスは昨年12月、迅速に同社の事業を改善させる計画と共に米国で破産法の適用を申請。UTACは資本再編を今年1月に終え、固定負債を約11億米ドルから6億6500万米ドルに減らした。

  アフィニティとTPGは2007年、UTACを22億シンガポール・ドル(約1800億円)相当のレバレッジド・バイアウト(LBO)を通じ買収。UTACのウェブサイトによれば、同社はシンガポールの他、タイと台湾、中国、インドネシア、マレーシアに生産拠点を置いている。

  UTACの担当者はコメントを控えた。アフィニティのマネジングディレクター、KY・タン氏とTPGの社外代理人にコメントを求めたが、今のところ返答はない。ウェブサイトによると、07年のLBO以降、UTACは自動車・工業末端市場での事業拡大を狙いシンガポールとマレーシア、インドネシアでパナソニックの3工場を買収した。

原題:TPG-Backed Chip Tester UTAC Is Said to Explore $1 Billion Sale(抜粋)

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