NY連銀の次期総裁にウィリアムズ・SF連銀総裁

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  • ウィリアムズ氏は金融エコノミストとして長い経歴持つ
  • 今年の利上げ回数を3-4回とする大方の見方を支持

ウィリアムズ総裁

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は、ニューヨーク連銀の次期総裁に指名された。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の側近に金融エコノミストを配置するとともに、銀行業界のアウトサイダーをウォール街の監督役に起用することになる。

  ウィリアムズ氏はウィリアム・ダドリー氏の後任として6月18日付でニューヨーク連銀総裁に就任する。上院の承認は必要としない。ウィリアムズ氏は連邦準備制度での職歴がほとんどを占め、金融政策については中道派と受け止められている。同氏は最近、今年の利上げ回数を3-4回とする大方の一致した見方を支持すると表明している。

  ニューヨーク連銀総裁としてウィリアムズ氏(55)は米国の大手銀行を監督するほか、金融政策では、連邦公開市場委員会(FOMC)の副議長を務め、常に議決権を持つことになる。同氏は、後にFRB議長に就任したジャネット・イエレン氏から2011年にサンフランシスコ連銀総裁職を引き継いだ。

  パウエル議長は経済学博士号を持たないことから、優秀なエコノミストで金融政策運営の経験豊富なウィリアムズ総裁を側近に迎えることは好都合になる。パウエル議長やFRB理事らは地区連銀総裁の選定を公式には行わないが、選定プロセスに関与して最終選考で投票するため事実上拒否権を持つ。パウエル議長は3日の発表文で、ウィリアムズ総裁は「金融政策決定で際立った思考リーダーだ」と述べた。

  ウィリアムズ氏はスタンフォード大学で経済学博士号を取得。同大学では「テイラー・ルール」の提唱者、ジョン・テイラー教授の下で研究した。その後エコノミストとして1994年にワシントンのFRBに勤務。2002年にサンフランシスコ連銀に移り、09年に調査ディレクターに就任。経済成長を刺激も減速もさせない中立金利に関する革新的な研究でも有名。

原題:Fed’s Williams Shifts to N.Y. as Powell Shapes Policy Troika (1)(抜粋)

(ウィリアムズ氏の経歴やパウエル議長のコメントを追加します.)
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