Photographer: Jim Young/Bloomberg

アマゾンに対し政府権力行使せず、トランプ大統領の「口撃」は空砲

更新日時
  • 法律・規制面でアマゾンへの措置の議論聞いていないと関係者5人
  • トランプ大統領は3日のツイートでアマゾンを再度批判

トランプ米大統領のツイッター投稿から判断する限り、大統領はアマゾン・ドット・コムに対し、ナイフを抜いたように見える。しかしホワイトハウス内部では、政府権力をアマゾンに行使することについて活発な議論は行われていないと、事情に詳しい関係者5人が匿名で明らかにした。

  これら関係者5人は、トランプ大統領のアマゾン批判を法律や規制面で実行に移す議論のみならず、大統領が強調していたアマゾンの郵政公社(USPS)への依存についても話し合われているのを聞いたことがないとしている。

  関係者1人によれば、トランプ大統領は昨夏、USPSによるアマゾンの小包配送料金を引き上げたい意向をスタッフらに伝えたが、スタッフは大統領に対し、USPSは独立した組織であることなどを説明したという。

  スタッフらはアマゾンとホールフーズ・マーケットの統合に関して反トラスト措置の選択肢も議論したが、これらの問題は連邦取引委員会(FTC)と司法省が独立して管轄する問題であるため、措置を真剣に検討することはなかった。

  3日の米株式市場で、ホワイトハウスがアマゾンへの行動を議論していないとのニュースが伝わると、アマゾンは一時の下げから反発した。アマゾンの株価終値は1.5%高の1392.05ドル。

  トランプ大統領は3日のツイートで、「アマゾンが米郵政公社に配達係として巨額の費用を負わせているという点において、私は正しい。アマゾンはこうした諸コスト(プラスアルファ)を支払うべきであり、米国の納税者に負担させるべきではない。数十億ドルだ。郵政公社の指導部は全く分かっていない(それとも、分かっているのだろうか?)!」と述べていた。

原題:As Trump Attacks Amazon on Twitter, White House Holds Its Fire(抜粋)

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