JPモルガンのコラノビッチ氏、低流動性を警告-強気の姿勢は維持

  • 力強い業績は株価上昇につながるとなお予想
  • 投資家の不安が広がり、買い手不在の状況になり得る

揺れ動く米株式相場は力強い決算シーズンに支えられるが、この先一段の混乱が生じる可能性は否定できないと、JPモルガン・チェースのクオンツ・デリバティブ戦略責任者、マルコ・コラノビッチ氏は指摘する。

  コラノビッチ氏は3月29日のインタビューで2015年8月以降で最悪となったS&P500種株価指数の売り浴びせに言及し、「2月初めに市場で起きたメルトダウンでは、流動性が大きな問題だった」と指摘。世界的な貿易戦争から米フェイスブックへの圧力に至るさまざまな不安が投資家を悩ませており、買いが入らない状況が続く可能性はあるとコラノビッチ氏は話した。

  コラノビッチ氏は「こうした懸念の多くは心配しすぎである可能性が高い。市場ボラティリティーに突き動かされた不安心理を反映している」とし、「今の現実問題は低流動性と市場ボラティリティーだけだ」と発言。オプション取引所CBOEのボラティリティー指数(VIX)が低下すれば、流動性は改善するはずだと続けた。

  問題はそれが今のところ改善していないことだ。VIXは2日に3.65ポイント上昇。S&P500種は同日に2.2%下落した。コラノビッチ氏によれば、不信感が広がる局面で売り浴びせを恐れながらも買いを入れる意欲が投資家にあるかどうかが問われている。

原題:JPMorgan’s Kolanovic Warns of Liquidity Snarls But Stays Bullish(抜粋)

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