きょうの国内市況(4月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、米ISM統計低調とテクノロジー株安-輸出、資源下げる

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  東京株式相場は続落。米国供給管理協会(ISM)の製造業統計が低調だったほか、アマゾン・ドット・コムやインテルなど米テクノロジー株の急落を受け、投資家心理が悪化した。電機や機械株など輸出セクター、海運や商社など景気敏感セクターが下げ、海外原油市況の下落から石油株も安い。

  TOPIXの終値は前日比4.98ポイント(0.3%)安の1703.80、日経平均は96円29銭(0.5%)安の2万1292円29銭。

  セゾン投信運用部の瀬下哲雄運用部長は、「米国のISMは先行指標の新規受注が悪く、需要が高まっていない中、仕入れ価格上がっているのは悪い物価の上昇であり、米国による鉄鋼とアルミの関税引き上げの悪影響が既に出てきた印象」と指摘。鉄鋼価格の上昇は、「車などの価格上昇にもつながり、好調な米景気を冷やすことになる」と懸念を示した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、その他製品、海運、その他金融、電機、機械、卸売、輸送用機器など22業種が下落。上昇は水産・農林、陸運、小売、電気・ガス、食料品、医薬品など11業種。売買代金上位では、産業革新機構などが保有株を売り出すルネサスエレクトロニクス、ジェフリーズが業績予想を下げたSMCやファナックが安い。半面、コインチェックを買収方針と日本経済新聞が報じたマネックスグループが急騰。東京ディズニーリゾート2パークの入園者数が増えたオリエンタルランド、トヨタ自動車とカーシェアサービスで提携するパーク24も高い。

  東証1部の売買高は13億1181万株、売買代金は2兆2471億円と代金は前日から34%増えた。値上がり銘柄数は787、値下がりは1220だった。

●債券上昇、予想上回る10年入札結果受け-日銀オペ減額困難との見方も

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  債券相場は上昇。この日に実施された10年国債入札結果が市場予想を上回ったことに加えて、米中貿易摩擦への懸念から株安・円高リスクがくすぶり、日本銀行は長期国債買い入れオペの減額が難しいとの観測も買い手掛かりとなった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.035%で取引を開始。午後には0.025%と、3月26日以来の水準まで買い進まれた。

  超長期ゾーンが堅調。20年物の164回債利回りは2bp低い0.505%、30年物58回債利回りは2.5bp低い0.715%と、ともに新発債として2016年12月以来の低水準を付けた。40年物の10回債利回りは2bp低い0.855%と、新発債として昨年1月4日以来の水準まで下げた。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、「4月以降は国債の発行量が減る一方で、日銀は残存期間5年超10年以下を増額したままで買い入れを続けている」と指摘。「円高・株安リスクがある中で、日銀は金利が下がっても買い入れを減らせないだろうという読みで買いが入っている感があり、きょうの10年債入札もそうした状況を反映した結果になった」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比6銭高の150円87銭で寄り付き、一時は150円98銭と、日中取引ベースで3月26日以来の水準まで上昇。結局は16銭高の150円97銭で引けた。

  財務省が実施した10年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円66銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想中央値の100円65銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.16倍と、前回の4.53倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と、前回と同じだった。

●ドル・円小幅上昇、日本株下げ幅縮小でリスク回避後退-106円台前半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。米中の貿易摩擦懸念や株安などを背景にドル売り・円買いが先行した後、日本株が下げ幅を縮小したことにつれてリスク回避の動きが後退し、徐々に水準を戻す展開となった。

  ドル・円相場は午後3時29分現在、前日比0.2%高の1ドル=106円05銭。朝方に105円70銭まで下落した後、午後の取引終盤にかけて一時106円07銭まで上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は同時刻現在、0.1%低下の1123.94。

  SBI証券IFAビジネス部の相馬勉部長は、ドル・円について、「昨日は中国の報復関税で落ちたが、極端に悪い状況にはならないとの見方が強く、政治面の緩和でリスク回避が後退して、方向感がつかめない。日本株も売られたので、もっと円高が進んでもおかしくないが、日本株も戻してドル・円も踏ん張っている。新規の買いも入っている感じ」と説明した。

  豪ドル・米ドルは同時刻現在、0.5%高の1豪ドル=0.7702米ドル。一時0.7704米ドルまで豪ドル高・米ドル安に振れた。オーストラリア準備銀行(豪中銀)はこの日、政策金利を過去最低の1.5%に据え置くと発表した。

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