ルネサスエ:革新機構など2.7億株売り出し-総額最大2883億円 (訂正)

訂正済み
  • 構造改革が終了し新たなステージへ、流動性改善狙い売却-革新機構
  • 成長に向けた布石、M&Aなど選択肢に-ルネサスエ

ルネサスエレクトロニクスは3日、筆頭株主の産業革新機構日立製作所などが同社の株式計約2億7000万株を国内外で売り出すと発表した。3日の午前終値1068円を基に試算すると、最大で総額約2883億円の売り出しとなる。

  革新機構が約2億336万株、日立が約1453万株を売り出す方針。ルネサスエのデータによると両社の出資比率は革新機構が45.6%から33.4%に、日立が5.6%から3.7%に低下する。ルネサスの株価は3日、前日比9.7%安と終値ベースで約2年ぶりの下落率となった。

  革新機構広報担当の入江敏光氏は「ルネサス自身の構造改革の大部分が終了して新たなステージに向かう中、株式流動性の改善は同社にとって重要課題だと考え、今回の売却決定に至った」とコメントした。

  ルネサスエは2017年に米国の半導体会社インターシルを買収し、半導体製品のラインアップを充実させた。ルネサスエ広報担当の上原牧絵氏は「具体的に検討している案件はないが、M&Aは常に選択肢として考えている」と述べ、今回の株式の売り出しも成長に向けた布石だと強調した。

(2段落目の日立の出資比率を訂正します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE