JPモルガン、自殺した元スターブローカーの遺産管理人が提訴

  • ロリグ氏の自殺は退職に追い込まれ、気落ちしたためだと主張
  • 同行はロリグ氏が退職勧奨を拒否した際に専門職資格を剥奪

JPMorgan Chase & Co. signage.

Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

米銀JPモルガン・チェースの元ブローカーで2017年1月に死亡したマイケル・ロリグ氏の遺産管理人が、同行を相手取り不法死亡訴訟をニューヨーク・マンハッタンの米連邦地裁に起こした。ロリグ氏は退職に追い込まれたことで気落ちしたため自ら命を絶ったと主張している。

  マンハッタンの連邦地裁に2日提出された訴状によると、ロリグ氏はうつ病や精神疾患を患っており、JPモルガンは同氏に治療のための長期休暇を与える代わりに退職を迫ったという。同氏はベアー・スターンズ買収を通じて同行に入社した。損害賠償の請求金額は特定していない。死亡時の年齢は66歳。

  JPモルガンの広報担当、ジェシカ・フランシスコ氏はコメントを控えた。

  訴状によれば、ロリグ氏はうつ病のため1989、2001両年に半年間の休暇を2回取得し、JPモルガンは自殺願望といった心の病を持つ同氏の経歴も承知していた。ロリグ氏が当初の退職勧奨を拒否した際にJPモルガンが同氏の専門職資格を剝奪したことも原告側は非難している。

  ロリグ氏は14年2月に短期の一時的労働不能休暇を取得し、同年8月に長期休暇に切り替えた。訴状によれば、16年夏の復帰を目指していたが、「戻る仕事はない」と通告されたという。

原題:JPMorgan Accused of Wrongful Death by Estate of Star Broker (2)(抜粋)

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