市場の嵐収束せず、トランプ大統領の変則的な意思決定警戒-UBS

  • 雇用統計や決算シーズンを控え市場は不安定な状態続く
  • それでも世界的な見通しは「引き続きリスク資産の支える」

UBSウェルスマネジメントは、2日に米国株を襲った嵐がすぐに収まることはないとみている。

  グローバルウェルスマネジメント部門の米州担当最高投資責任者(CIO)のマイク・ライアン氏と、米州担当シニア株式ストラテジストのデービッド・レフコビッツ氏は顧客向けリポートで、「トランプ政権の非正統的かつ予測不可能な意思決定により、特に世界貿易が政策議論の中心議題となる中でマーケットは緊張状態が続く公算が大きい」と指摘。「6日の雇用統計や来週から始まる第1四半期決算シーズンを控え、今後数日はマーケットに不安定さが残る可能性がある」との見通しを示した。

  両氏はまた、米国株の下落を「地政学とファンダメンタルズ」が原因と説明する一方、テクニカルな要素が下げを助長したとの見方も示した。2日のS&P500種株価指数は2016年6月以降初めて200日移動平均線を下回って取引を終えている。

減税

  もっとも同社によれば、貿易を巡って誇張された言い回しが見られても、楽観的である複数の理由がある。そのうちの1つもトランプ氏に関係するもので、減税によって予想される米企業収益へのプラスの影響だ。

  両氏は「全体的な見通しは引き続きリスク資産を支える」とした上で、「税制改革によって企業収益の大きな伸びがなお見込まれるため、株式市場はじりじりと上昇を続ける」と予想した。
        
原題:UBS Sees No Calm in Market Storm on Trump’s Odd Decision-Making(抜粋)

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