Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

勢いが感じられないモメンタム株投資戦略-第2四半期も厳しい船出

  • モメンタムは今や市場で最も弱い部分-キングスビューのノルテ氏
  • 2日のブラックロックのETF、S&P500種を上回る下落率

モメンタム株は、その選択基準であるはずのモメンタム(勢い)が感じられなかった1-3月(第1四半期)終了時と変わらない状態で4-6月(第2四半期)をスタートした。

  2日の米国市場でブラックロックの上場投資信託(ETF)「iシェアーズ・エッジ・MSCI・USAモメンタム・ファクターETF」(銘柄コード:MTUM)は前営業日比3.2%安と、S&P500種株価指数の同2.2%安を上回る下落率だった。同ETFの1日の下落率が2%を超えたのは今年7日目。2017年はこれほど大きく下げた日は1日もなかった。

  キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏(シカゴ在勤)は「過去2-3年間、『モメンタム』は市場で最も強い部分だったが、今や最も弱い部分だ」と語った。

  アマゾン・ドット・コムを巡るトランプ米大統領の新たな批判やツイートによって圧力が一段と高まった可能性があるものの、クオンツ取引の全体的な弱さは相場下落がテクノロジー株だけによるものではないことを表している。過去6-12カ月で最もパフォーマンスが良い銘柄を組み入れるブラックロックの同ETFでは、アルナイラム・ファーマシューティカルズの株価は2日午後に最も出遅れ、ライブ・ネーション・エンターテインメントがこれに続いた。

  モルガン・スタンレーやラザード・アセット・マネジメントなどのストラテジストは最近、モメンタム戦略がもたらすリスクに警鐘を鳴らした。エバコアISIのデニス・ディバッシャー氏はさまざまな理由から第2四半期も引き続き弱い状態が続くとみる。

  同氏は2日の顧客向けリポートで、「相対価値に対する利益モメンタムのパフォーマンスは非常に高い水準(90%)に達しており、これはモメンタムに対するリスクの高まりを示唆する」と分析。「モメンタムに対して最もエクスポージャーが大きいテクノロジーセクターがS&P500種の時価総額の25%余りを依然占めており、そして3月末にかけてFAANG銘柄の時価総額は大きく減少した。モメンタムのパフォーマンスが18年第2四半期は厳しいであろうことをこれら全てが暗示している」と指摘した。

原題:Quants Chasing Momentum Get a New Quarter, Same Bad Results (1)(抜粋)

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