Photographer: Andrew Harrer/

金利上昇、多額債務抱える米消費者に警鐘-好景気持続の負の側面

  • クレジットカードを使った支出が増えて、支払い遅延も増加
  • 学生ローンと自動車ローンの急増を特に懸念-ケビン・モリソン氏

好調な経済は危険な状況を招く場合もある。

  米国人は好況時に多額の負債を抱え、返済期限を迎えると支払いに追われるというサイクルを繰り返してきた。好調な経済には金利上昇が伴うケースが多く、住宅ローンやクレジットカードなどの債務返済コストが上昇することも痛みを増す結果となってきた。

  米金融当局が政策金利の引き上げを続ける中で、消費者が自らを危険にさらしつつある兆候が台頭している。

  債務整理サービスなどを手掛けるデット・リダクション・サービシズのエデュケーション・マネジャー、トッド・クリステンセン氏は「消費者が自信を持ったり、自信過剰になったりする場合、クレジットカードの問題を抱える」と指摘。借金で助けを求める人々の数に顕著な増加が見られると語った。

Return of the Credit Card

U.S. credit-card debt has been rising for several years

Source: Federal Reserve

  業界ニュースレターのニルソン・リポートによれば、一般的用途のクレジットカードを使った支出は昨年9.4%増えて3兆5000億ドル(約370兆円)になった。クレジットカード支払い遅延も増えている。また、連邦準備制度によると、昨年10-12月(第4四半期)の家計債務は2007年以来最も急速な伸びを示した。

  アイテ・グループのシニアアナリスト、ケビン・モリソン氏は「警戒すべき兆しを目にする」と述べ、特に懸念すべきなのは過去十年間の学生ローンと自動車ローンの急増だとの考えを示した。

原題:Rising Rates Sounding Alarm Bells for Debt-Laden U.S. Consumers(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE