国境・麻薬問題の結び付きにもっと思いを-大富豪バフェット氏の息子

  • 保安官を務めるハワード・バフェット氏が新著で国境問題を論じる
  • 大半の米国民は国境・麻薬問題の結び付きを見ていないと主張

米イリノイ州メイコン郡で保安官を務める世界的大富豪ウォーレン・バフェット氏の息子、ハワード・バフェット氏はその職務から、国境の安全保障と麻薬のまん延という米国が抱える2つの大きな問題に向き合わざるを得ない。

  ハワード氏はその原因を探り、問題に対処しようと新たな本を執筆。電話インタビューで「ほとんどの米国民は国境の安全保障と薬物中毒で昨年亡くなった数万人の結び付きを見いだしていないと思う。それがこの本を書いた最も大きな理由の1つだ」と述べた。

  トランプ米大統領が国境の壁建設を支持する中で、連邦政府と一部の州は政策を巡り対立。政治家ではないハワード氏(63)は、より繊細なアプローチを訴えている。同氏はトランプ政権とのつながりはないが、自らの財団(資産3億6000万ドル=約380億円、2016年時点)を通じて中米のホンジュラスのような国・地域における麻薬に絡んだ暴力拡大の影響を注視していると説明した。

  ハワード氏の保安官事務所では、麻薬常用者に起訴を懸念せずに出頭させ、治療を受けさせる人道的な取り組みをしている。「われわれが国境、そして国境の安全保障について考えなければ、子どもを失う家族が増え」、薬物中毒となる人々が増えることになるだろうと同氏は語った。

  ハワード氏の新著「アワ・50ステーツ・ボーダー・クライシス」は米国では2日に発売された。 

原題:Howard Buffett Says Drug Epidemic, Border Issues Have Converged(抜粋)

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