Photographer: Daniel Acker

米食肉加工メーカーの株価急落、中国の報復関税で

  • CMEの豚肉先物6月限は値幅制限いっぱい下落
  • 香港を含めると中国は2番目に大きい米国産豚肉の輸出先
Photographer: Daniel Acker

2日の米株式市場で、食肉加工メーカーのタイソン・フーズの株価が大幅下落。中国が米国から輸入する豚肉への25%の関税を含む報復措置を2日に発動したことを受け、米国の豚肉在庫が増加するとの懸念が広がった。

  ピボタル・リサーチ・グループのアナリスト、ティム・レイミー氏は2日のリポートで、関税で米国産食肉の供給がかなり積み上がることで豚肉価格の下落を招き、鶏肉や牛肉の価格にも影響する可能性があると指摘。タイソンの投資判断を「売り」に引き下げた。

  タイソン株の終値は6.2%安の68.64ドルと、2016年11月以来の大幅下落。一時は7.1%安となった。関税について同社はコメントを控えている。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の豚肉先物6月限は値幅制限いっぱいの3セント安となり、1ポンド=73.55セントで終了した。

  全米豚肉生産者協議会(NPPC)のニール・ダークスCEOは、関税の発動に「失望した」と述べ、短期間で終了することを期待しているとウェブ掲載の資料でコメントした。

  業界データによると、香港向けを含めると中国は昨年、数量ベースで2番目に大きい米国産豚肉の輸出先だった。

原題:Tyson Tumbles as China Tariffs Spark Pork Pileup Concerns (1)(抜粋)

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