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テスラ株大幅安、マスク氏のジョークは投資家に通じず

  • モデル3生産の遅れはリスク、最大30億ドル調達必要-ジェフリーズ
  • マスク氏、モデル3の週当たり生産2000台超える可能性を社員に示す

米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が1日にエープリルフールの冗談で、自社の経営破綻についてツイートしたが、投資家には通じなかった。セダン「モデル3」の量産の遅れで同社の資金繰りにリスクがあるからだ。

  3月に7年余りで最大の下げを記録したテスラ株は4月2日に一時、8.1%下落。同社が8月に発行した無担保債は日中ベースで過去最安値付近で取引された。アナリストの間では、モデル3の生産が3月最終週に目標の2500台に届かなかったことを同社が近く公表すると広く予想されている。

Model 3

モデル3

撮影:Patrick T. Fallon / Bloomberg

  モデル3の問題は、スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルX」の運転手がオートパイロットを使用して衝突事故を起こし、死亡した問題や米当局によるこの事故の調査、「モデルS」のリコールといった先週以来投資家心理の重しとなった材料よりもテスラに大きなリスクだ。同社初の大衆車、モデル3の生産の遅れにより、投資リターンが限られることなどから、ジェフリーズ・グループや米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリストらは、テスラが20億-30億ドル(約2100億-3200億円)の資金を調達する必要性を指摘している。

  ジェフリーズのアナリスト、フィリップ・ウショワ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「短期的問題とみられたことが今や3四半期以上続いている」と指摘。「経営陣は適切な資金調達計画に取り組み、増産がさらに遅れると発表する可能性があるとしても資金面で投資家を安心させる必要がある」と述べた。

  自動車関連のブログサイト、ジャロプニクによると、マスク氏は2日に従業員に宛てた電子メールで、モデル3の週当たりの生産台数が2000台を超える可能性を示した。この報道についてテスラ広報担当のコメントは現時点で得られていない。

原題:Musk’s Joke Falls Flat Amid Tesla Model 3 Output Risk, Cash Burn(抜粋)

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