EPA長官家族利用のコンドミニアム、業界ロビイストの妻が一部所有

  • 1泊約5300円で利用-宿泊時にのみ料金を支払うリース契約
  • EPAは連邦当局の倫理規定には違反していないと説明

米環境保護局(EPA)によれば、プルイット長官の家族はエネルギー業界を顧客とするロビイストの妻がワシントンで一部所有するコンドミニアムを1泊50ドル(約5300円)で利用したが、倫理規定には違反していない。

  長官側とコンドミニアム側との契約は、同長官が利用した日数分だけ料金を支払うというもので、リース契約としては一般的な条件ではない。ブルームバーグが検証した文書にはリース契約やプルイット長官(49)の支払い済み小切手の写しが含まれるが、昨年就任した同長官は約6カ月間に同部屋の利用で6100ドルを支払っている。

  同長官は海外出張時のファーストクラス利用やEPAオフィスでの高額なセキュリティー措置導入で批判を浴びている。

  非営利団体パブリック・シチズンなど政府に批判的な向きは、EPAの監察総監に対し調査を求めている。監察総監室は調査の要請を「承知」していると同室スポークスマンのジェフリー・ラグダ氏は述べたが、それ以上のコメントは控えた。

  パブリック・シチズンで政府・行政ロビイストを担当するクレイグ・ホルマン氏はニュースリリースで、「EPA長官へのロビイストからの贈り物のように見える」と主張した上で、プルイット長官は「EPAの面前でビジネスをしているロビイストの家族の1人から市場の相場を大きく下回る水準で借り受けているようだ」と指摘した。

  コンドミニアムの一部はヘルスケア業界のロビイスト、ビッキ・ハート氏が所有。同氏の夫は、EPAが監督する業界を顧客とするロビイスト企業ウィリアムズ・アンド・ジェンセンのJ・スティーブン・ハート社長。

  EPAのジャハン・ウィルコックス報道官は声明での「プルイット長官自身および家族の契約は贈り物ではなく、リースは連邦当局の倫理規定に沿ってる」とコメント。

  スティーブン・ハート氏は3月30日、プルイット長官は友人だがほとんど連絡は取っていないとAP通信に説明し、「私の妻は今も、そしてこれまでもEPAに対しロビー活動をしたことは一切ない」と主張した。

原題:EPA Chief’s Family Stayed at Lobbyist’s $50-a-Night Condo (1)(抜粋)

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