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きょうの国内市況(3月30日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、米景気堅調と為替安定で電機が上げ主導-期末買いも

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  東京株式相場は続伸。米国で雇用関連の統計から堅調な景気が確認されたほか、為替相場も1ドル=106円台で安定して推移したことで来期業績悪化への警戒感が弱まった。電気機器TOPIXの上昇寄与度トップとなるなど輸出セクターが上げた。

  TOPIXの終値は前日比12.30ポイント(0.7%)高の1716.30、日経平均株価は同295円22銭(1.4%)高の2万1454円30銭。両指数とも昨年3月末よりも13%高い水準。

  米国で29日に発表された週間新規失業保険申請件数は21万5000件と、前週比で予想外に減少して1973年1月以来の低水準となった。2月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月から1.8%上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)が目指す2%のインフレ目標に近づいた。

  ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「米国の景気は好調、物価安定の様子もうかがえたため、きのうの米国市場は株高・金利低下でいわゆるいいところ取りの反応だった」と指摘。また、米国株市場でフェイスブックやテスラ株が上昇し、「SNSやIT、自動運転といった市場の主要テーマが見直されたことも、きょうの日本株上昇に大きく貢献した」と話した。

  東証1部33業種は海運や非鉄金属、ガラス・土石製品、鉱業、不動産、鉄鋼、電機など31業種が上昇、下落は電気・ガス、銀行の2業種。売買代金上位では、米半導体株指数の上昇で東エレクのほかSUMCOやSCREENホールディングスが買われ、ゴールドマン・サックス証券が投資判断「買い」を再強調した東海カーボン、アナリストが格上げしたコナミホールディングス、ROE最低8%の中期経営計画を発表した日本郵船も高くなった。アナリストが格下げしたカプコンは大幅安。

  東証1部の売買高は概算で11億4075万株、売買代金は2兆1487億円。値上がり銘柄数は1492、値下がり銘柄数は536だった。

●債券は下落、株高や弱めのオペ結果で-新年度入り後の売り懸念も重し

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  債券相場は下落。米欧市場で長期金利が低下した流れを引き継いで買いが先行した後、国内株式相場の大幅高や日本銀行がこの日実施した国債買い入れオペ結果が弱めだったことから売りが優勢に転じた。

  2017年度の最終営業日に当たる30日の長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比1銭高の150円86銭で取引を開始し、いったん150円89銭まで上げ幅を広げた。その後は上値が重くなり、午後には一時150円76銭まで下落。結局は8銭安の150円77銭で引けた。

  JPモルガン証券の山脇貴史債券為替調査部長は、年度末日とあって市場の様子見ムードが強い中、週明けの新年度入り後は売りから入る投資家が多いことが意識されていると指摘。国債買い入れオペの結果は若干弱めだったと述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と同じ0.035%で寄り付き、午後には0.045%と15日以来の水準まで売られた。新発2年物の387回債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.135%、新発5年物の135回債利回りは横ばいのマイナス0.11%で開始後、マイナス0.105%に上昇した。

  日銀はこの日、残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、5年超10年以下の長期国債を対象に買い入れオペを実施。金融機関からの応札倍率は3本とも前回より上昇し、市場の需給緩和を示した。

●ドル・円が下落、年度末に伴う駆け込み的な円買いで-106円台前半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が下落。海外の多くが休場で市場参加者が限られる中、年度末の駆け込み的な円買いに押され、1ドル=106円台前半へ値を切り下げた。

  午後3時35分現在のドル・円相場は前日比0.2%安の106円18銭。午前の仲値公示にかけて実需の円買いが強まり、その後も106円15銭までドル安・円高が進行した。正午過ぎに106円45銭まで反発する場面も見られたが、午後は再びじり安となり、一時106円14銭と日中安値を更新した。

  みずほ銀行の加藤倫義参事役は、「東京の仲値を過ぎてしまうと海外も休みなのでほとんど新年度入りモード。日本から調整的な円買いが出ているぐらい」と説明。ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリストは、週明け米国が戻るまでは「お休みモード」で、よほど大きな外交関連などのニュースが出ない限り「動意薄のマーケットになりそう」と話した。

  ユーロ・ドルは1ユーロ=1.2300ドル前後から1.2321ドルへじり高。ユーロ・円は1ユーロ=131円ちょうど前後から130円63銭へ弱含む場面があった。

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