コンテンツにスキップする

ドル・円が下落、年度末に伴う駆け込み的な円買いで-106円台前半

更新日時
  • 海外の多くが休場、ドル・円は106円54銭から106円14銭の値動き
  • 4月からはゆっくりリスクオンムードに戻る可能性-ソニーFH

東京外国為替市場ではドル・円相場が下落。海外の多くが休場で市場参加者が限られる中、年度末の駆け込み的な円買いに押され、1ドル=106円台前半へ値を切り下げた。

  30日午後3時35分現在のドル・円相場は前日比0.2%安の106円18銭。午前の仲値公示にかけて実需の円買いが強まり、その後も106円15銭までドル安・円高が進行した。正午過ぎに106円45銭まで反発する場面も見られたが、午後は再びじり安となり、一時106円14銭と日中安値を更新した。

  みずほ銀行の加藤倫義参事役は、「東京の仲値を過ぎてしまうと海外も休みなのでほとんど新年度入りモード。日本から調整的な円買いが出ているぐらい」と説明。ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリストは、週明け米国が戻るまでは「お休みモード」で、よほど大きな外交関連などのニュースが出ない限り「動意薄のマーケットになりそう」と話した。

ドル・円はじり安

  1-3月は日欧の金融緩和の出口観測や米株急落、米トランプ政権の保護貿易主義への懸念などを背景に5%以上ドル安・円高が進行。今月26日には2016年11月以来の安値となる104円56銭を付けた。

  ソニーFHの石川氏は、通商問題など第1四半期のリスク要因はおおむね消化され、「4月からはまたゆっくりとリスクオンムードに戻る可能性はある」と指摘。もっとも、「トランプ大統領が支持率を上げるために何を言い出すか分からないところもあるので、急にどかんとリスクオンというのは期待しづらい」とし、「ドル・円も上がっていくならゆっくりの上昇になる」とみている。

  30日の米株・債券市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日のため、休場。主要欧州市場は4月2日まで休みとなる。

  ユーロ・ドルは1ユーロ=1.2300ドル前後から1.2321ドルへじり高。ユーロ・円は1ユーロ=131円ちょうど前後から130円63銭へ弱含む場面があった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE