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VIXが1-3月期に81%上昇、株式市場の痛手を浮き彫りに

  • S&P500種株価指数は四半期ベースで2年半ぶりに下落
  • 金融政策や成長見通しの方向が転換する移行期-クジノ氏
Traders On The Floor Of The CBOE As S&P 500 Options Boost Revenues
Photographer: Jim Young/Bloomberg
Traders On The Floor Of The CBOE As S&P 500 Options Boost Revenues
Photographer: Jim Young/Bloomberg

2年にわたりトレーダーたちは世界の株式市場の静けさを嘆いていたが、そうした時代は市場の波乱で終わりを告げた。株式相場は2016年初め以来の調整局面入りとなり、ボラティリティーは歴史的低水準からここ3カ月で2倍近くに上昇。押し目買いはもはや機能せず、S&P500種株価指数は四半期ベースで2年半ぶりに下落した。

  ホワイトハウスが世界の貿易構造を再編しかねない通商政策を打ち出し、米連邦準備制度が利上げを行う中、ウォール街で聞かれるのは振れに慣れろという言葉だ。

  パーマネント・ポートフォリオ・ファミリー・オブ・ファンズのマイケル・クジノ社長兼ポートフォリオマネジャーは「ボートが方向転換する際に水面に生じる波や圧力を考えてみればいい。金融政策や成長見通しの方向が転換する移行期にある。投資家がそれをかき分けようとする中でボラティリティーが生じる」と指摘した。

Sleep No More

  CBOEボラティリティー指数(VIX)の81%の上昇は、株式相場が数週間で陶酔感から調整局面に移行した1-3月期の動きを物語っている。トランプ米大統領の減税への楽観的見方は1月に米株式投信への前例のない資金流入の引き金となり、S&P500種は1年10カ月で最大の上昇を演じたが、その後、ボラティリティーをショート(売り持ち)する取引が破綻し、10%の調整局面に突入。米国株の時価総額は2兆ドル(約213兆円)失われた。

  3月に入っても神経質な動きは収まらず、ホワイトハウスの高官入れ替えや中国との貿易摩擦、規制強化懸念を受けた大型ハイテク株の大幅下落が続いた。1-3月期は結局、S&P500種が1.2%下落し、ナスダック100種指数は2.9%高にとどまった。

All Good Things Come to An End

原題:VIX Up 81% Shows Extent of Stock Market Pain in Jarring Quarter(抜粋)

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