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3月29日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、週間ベースでは上昇-連休控え商い細る

  29日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して下落。月末と期末を控えたドル買い需要は、連休入りを前に衰えた。ドル指数は週間ベースではプラスを確保したが、月間および四半期ベースでは下落した。

  ドル指数は一時0.3%安まで下げたが、ロンドン・フィキシングと欧州市場取引終了時のロンドン時間午後4時頃に新たなドル買いが入ったことで、下げ幅をやや縮めた。月末のポートフォリオ調整に絡むフローは、商いが細る中で前日までの2日間ほど目立たなかった。米市場は30日、グッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場となる。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下。ドルは対円で0.4%安の1ドル=106円42銭。対ユーロでは0.1%上げて1ユーロ=1.2300ドル。

  ドルは円に対し一時0.5%安の106円27銭を付けた。南北朝鮮が関係改善の様子を見せ、貿易を巡る米中間の緊張が緩和したにもかかわらず、この日の円は主要10通貨のほぼ全てに対し上昇した。トランプ米大統領は、韓国と合意した貿易協定を、北朝鮮と合意が成立するまで保留にする可能性に言及した。また、韓国の当局者によると、韓国と北朝鮮の首脳会談が4月27日に開催されることが決まった。

欧州時間の取引

  四半期末のポートフォリオ調整を受けて弱気のモメンタムが弱まり、テクニカル指標が基調反転の兆候を示す中、ドル指数は週間ベースでほぼ1カ月ぶりの大幅上昇に向かった。早い時間には、前日にドルが円に対して2カ月ぶり高値を付けたことを受けて円に押し目買いが入り、ドルを圧迫した。
原題:Dollar Up for Week, Still Headed for Monthly, Quarterly Loss(抜粋)
Dollar Stays Fix-Supported Before Data as Yen Shorts Take Profit(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が反発、四半期ではマイナス-国債上昇

  29日の米株式相場は反発。テクノロジー銘柄が特に買われた。ただ米国株は、四半期ベースではマイナスとなった。米国債は値上がりした。

  • 米国株は反発、テクノロジー高い-四半期ではマイナス
  • 米国債は上昇-10年債利回りは2.75%割る
  • NY原油は反発、OPECが減産延長を示唆-月間でも上昇
  • NY金はほぼ変わらず、四半期では2011年以来の3期連続上昇

  S&P500種株価指数ではエネルギーと半導体が上げを主導。アマゾン・ドット・コムの株価回復も寄与した。トランプ大統領は朝方ツイッターで、アマゾンは税金を払っていないと批判。同社株は午前中、軟調な展開となっていたが、ホワイトハウスの報道官が政権としてアマゾンに対し行動を起こす計画はないと述べたことから、午後に上げに転じた。米国債市場では10年債利回りが低下し、2.75%を割り込んだ。米商務省の発表した個人消費支出(PCE)統計によれば、2月は前月に続き個人消費の伸びが所得の伸びを下回った。

  S&P500種株価指数は前日比1.4%高の2640.87。ダウ工業株30種平均は254.69ドル(1.1%)上げて24103.11ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後1時59分現在、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.74%。30日がグッドフライデー(聖金曜日)の祝日のため、この日の米国債市場は米東部時間午後2時までの短縮取引だった。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。一部の石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が減産措置を来年以降も続ける可能性を示唆したことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比56セント高の1バレル=64.94ドルで終了。月間ベースでは5.4%の値上がり。ロンドンICEの北海ブレント5月限は74セント上げて70.27ドル。

  ニューヨーク金相場はほぼ変わらず。四半期ベースでは2011年以来の3期連続上昇となった。金連動型上場投資信託(ETF)の保有量は約5年ぶりの高水準に近づいた。外交のタカ派とされるジョン・ボルトン氏の米政権入りを背景に、逃避需要が高まった可能性もある。金スポット相場は前日比ほぼ変わらずの1オンス=1325.17ドル。第1四半期は1.7%上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.2%安の1オンス=1327.30ドルで終了した。

  株式相場は第1四半期、変動の激しい四半期となった。1月に大きく上げた後、2月に入ると急落。ここ最近はテクノロジー株を中心に低調な動きとなった。30日のグッドフライデーは、欧米市場の大半が休場、また欧州の多くの市場は4月2日も休場となる。

  PNCインベストメンツのリッチ・ゲリーニ最高経営責任者(CEO)は、「この四半期を抜け出して一息つこう」と述べ、「現在の市場にはある程度の安定が必要だ。状況が落ち着くことを期待している」と続けた。
原題:U.S. Stocks Surge to Cap Wild Quarter, Bonds Gain: Markets Wrap(抜粋)
Crude Rebounds in March as OPEC Hints at Longer Oil-Output Cuts
Gold Forges Best Run Since 2011 as Stars Align for Bullion Bulls

◎欧州債:ドイツ先物が小動き、イースター控え薄商い

  29日の欧州債市場では、ドイツ債先物が27ティックのレンジにとど まった。イースター(復活祭)の祝日モードとなり、商いは薄かった。

  ドイツ連邦統計局が発表した3月の消費者物価指数は欧州連合 (EU)基準で前年同月比1.5%上昇と、予想の1.6%上昇を下回った が、2月の1.2%上昇からは加速した。

  来週のユーロ圏政府債の発行は総額で約160億ユーロとなるが、4 月の供給を考慮すれば、容易に吸収される見通し。
原題:Bund Volatility Extends Easter Slide; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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