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米商務長官:貿易政策の「怪物」恐れるな、投資家は理性的な行動を

ロス米商務長官は、トランプ大統領の貿易政策が経済にもたらすリスクに関し、投資家の間に過剰な「ヒステリー」が見られるとし、輸入関税引き上げが米インフレ率に与える影響はごくわずかだと主張した。

  ロス長官はブルームバーグ・テレビジョンのジュリア・チャタレー記者とのインタビューで、「投資家には理性的な行動を勧める。つまり、現政権の評価は政権が生んだ実績で下すように、ということだ」と語った。「人さらいの怪物ブギーマンのような者がいて、それが問題になりそうだというような幻覚で判断するべきではない。人々はみな神経過敏になっていると思う。ヒステリーより冷静さの方が、投資のツールとしてはるかに有用だと私は思う」と続けた。

ロス米商務長官

Bloomberg

  鉄鋼とアルミに別個の関税をかけることで、消費者物価の大きな引き上げにはならないと、ロス長官は述べた。「缶ビール1本当たり、1セントの何分の1という程度だ」とし、関税総額が経済に完全に浸透すると推定した場合で「0.5%未満という程度」の押し上げ効果しかないと説明。「取るに足らない。1%未満で市場か経済が動揺するほど米国は脆弱(ぜいじゃく)ではない」と述べた。

  「理性的な投資家は数値を基に判断し、その真の意味合いが何かをじっくり考えるよう努めるもので、何かの幻想を基にすることはない」とロス氏は話した。
原題:Ross Tells Investors Don’t Fear ‘Bogeyman’ in U.S. Trade Policy(抜粋)

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