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きょうの国内市況(3月29日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、北朝鮮情勢での緊張緩和でリスク選好-内需関連高い

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  東京株式相場は反発。北朝鮮が対外政策で融和的な姿勢を見せており地政学リスクが後退、為替相場がドル高・円安に振れ、企業業績不安が後退した。サービスや食料品といった内需関連が総じて高くなった。

  TOPIXの終値は前日比4.44ポイント(0.3%)高の1704.00、日経平均株価は127円77銭(0.6%)高の2万1159円08銭。

  岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジストは「北朝鮮の対外政策が融和路線となってきた。中国の後ろ盾があれば米国も軍事行動に出られず、地政学リスクによる円高は回避された」と話した。「1ドル=105円程度なら来期5%増益が期待できる」とみている。

  東証1部33業種はサービスや食料品、その他金融、建設、小売、不動産など20業種が上昇、下落は医薬品や鉄鋼、保険、電機、銀行など13業種。売買代金上位ではパナソニクのほか、医薬品メーカーのシャイアーに買収提案を検討していると発表した武田薬品工業が急落。米半導体株指数の下げが続き、東京エレクトロンやSUMCOといった半導体関連株も安かった。一方、メリルリンチ日本証券が格上げした旭硝子、ジェフリーズ証券が格上げしたクラレは上昇。

  東証1部の売買高は13億2442万株、売買代金は2兆5508億円。値上がり銘柄数は1328、値下がりは669だった。

●長期金利が1週間ぶり高水準、益出し売り観測重し-2年入札無難通過

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  債券相場は下落。長期金利は1週間ぶりの高水準を付けた。年度末に向けた買いに一服感が生じているとの指摘が聞かれる中、期初の益出し売り観測が相場の重しとなった。一方、この日に実施された2年債入札は足元の利回り上昇で需要が集まり無難に通過した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から1ベーシスポイント(bp)高い0.04%と、20日以来の水準で寄り付き、その後も同水準で推移した。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「年度末に向けて金利低下が進み、相場には高値警戒感がある。年度末需要は一服した感があり、需給的には少し緩みやすくなっている」と指摘。「足元では期初の売りが少し意識されており、割高感が残る中では売り方向にある」と言う。

  財務省が実施した2年利付国債の価格競争入札の結果は、最低落札価格が100円47銭5厘と、ブルームバーグがまとめた市場予想と一致した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.65倍、前回の5.84倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3厘と、前回の2厘を若干上回った。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比3銭安の150円83銭で取引を開始し、一時は150円78銭まで水準を切り下げた。午後には日経平均が下落に転じる場面も見られたことから150円86銭まで値を戻した。結局は1銭安の150円85銭で引けた。

●ドルは106円台半ばに下落、利益確定売りとの見方-実需フロー中心

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台半ばに下落。前日にドルが大幅に上昇した反動で、利益確定の売りに押されたとの声が出ている。

  ドル・円相場は29日午後3時38分現在、前日比0.2%安の106円62銭。前日の海外市場の流れを引き継ぎ、朝方に106円93銭まで上昇した後、下落に転じ、午後に入って一時106円40銭まで水準を切り下げた。

  りそな銀行総合資金部市場トレーディング室カスタマーグループの武富龍太クライアントマネジャーは、「実需のフロー中心。利益確定売りもぱらぱら出ている。昨日は北朝鮮リスクの緩和を背景に上昇したが、根本的に解決した訳ではない。日米の政治不安や米中の貿易摩擦も解決していない。円高圧力が残って上値が重たいことは変わらない」と説明した。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.2322ドル。前日には一時1.2300ドルと22日以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。欧州ではこの日、3月のドイツ消費者物価指数(CPI)速報値・雇用統計などが発表される。

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