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モメンタム戦略のリスク、今や現実か-投資家が出口に殺到する不安も

  • モメンタムは過去2営業日の損失が4カ月ぶりの大きさとなる可能性
  • テクノロジー株だけでなく業界の代表的な銘柄全てに揺れが波及

あなたがテクノロジー株に過去24時間にわたり罵声を浴びせ続けていたとすれば、恐らく怒りを向けるに値する別の場所が市場には存在する。

  最良のパフォーマンスが1年前後続く銘柄への投資を意味し、クオンツ用語で「モメンタム」と呼ばれる戦略が、怒りの矛先となるかもしれない。この戦略はここ一両日でめったにない痛みを経験している。

  パフォーマンスの悪化は突然起きたわけではない。米銀モルガン・スタンレーラザード・アセット・マネジメントは、人気の高いモメンタム戦略について、このところ懸念を喚起していた。高騰するテクノロジー株を含めて勝ち組と思われる共通の銘柄に投資家が一斉に押し寄せる状況は、やがて投資家が出口に殺到するリスクを高めているのではないかという不安を誘う。

  ブルームバーグの集計データによれば、値動きが大きくなるリスクをヘッジしているロングショート・モメンタムポートフォリオは、2営業日としては4カ月ぶりの大きな損失を被りそうだ。

  コメルツ銀行のクロスアセット・ストラテジスト、マックス・ケトナー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「モメンタム銘柄がさらに売られ、循環株がさらに売られれば、テクノロジー株がさらに痛みを被るだろう。テクノロジー銘柄について今やや不安になりつつある」と語った。

  ツイッターからエヌビディアに至るまで企業特有のニュースが売りを促したかもしれないが、クオンツトレードの痛みは、業界の代表的な銘柄全てに揺れが波及した様子を浮き彫りにする。モメンタムポートフォリオで27日の損失を引き起こしたのは、テクノロジー銘柄だけではない。ツイッターに次ぐ重しとなったのは、米医薬品メーカーのアッヴィだった。

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コメルツ銀行のクロスアセット・ストラテジストマックス・ケトナー氏が、テクノロジー株の下落がグローバル株式全般に与える影響について語る

(出所:Bloomberg)

原題:Quant Style Crash That Strategists Warned About Finally Arrives(抜粋)

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