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世界最大の中国フィンテック企業に暗雲-消費者融資ABSの発行急減

  • 馬雲氏のアント、消費者融資事業で資産担保証券に頼っている
  • 安価な資金を利用できたアントの黄金期はすぐには戻らないとの声も
アリババのジャック・マー会長

アリババのジャック・マー会長

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
アリババのジャック・マー会長
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングを創業した馬雲氏が率いる世界最大のフィンテック企業、螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)が問題を抱えそうだ。

  アントが主要な消費者融資事業関連のファイナンスで大きく頼るのが、債券市場でも不透明な一角だ。ブルームバーグと中国資産証券化分析網がまとめたデータによれば、消費者向け貸し出しに関連したアントの資産担保証券(ABS)発行額は1-3月(第1四半期)に228億元(約3860億円)と、前期比74%減となった。

So Long, Good Old Days

  中国当局が金融機関に対し証券化商品を簿外に置くのではなく、バランスシートに含めることを義務付けることで規制を強めた昨年12月から、アントのABS発行は低迷し始めた。

  インターネット金融調査会社、上海インシュン・テクノロジーのアナリスト、ヤン・チュンミン氏は「債券市場の安価な資金を利用できたアントの黄金期がすぐに戻ることはないだろう。発行減少は融資の伸びを抑制する可能性があり、アントの利益を損ねる恐れさえある」と述べた。アントはコメントを控えている。

原題:China Consumer Loan Giant Ant Financial Threatened by Debt Slump(抜粋)

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