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帝繊維へのスパークス提案が否決、90円配当、役員任期1年-株主総会

帝国繊維が29日開催した株主総会で、運用会社スパークス・グループが初めて株主提案していた1株当たり90円の配当と取締役の任期短縮が否決された。スパークス広報担当の小笹俊一氏が明らかにした。

  スパークスは、帝国繊維がシナジー効果の薄い不動産投資会社ヒューリック株を保有したり、投資にも株主還元にも使われない現預金を蓄積していると指摘。内部留保の増加を抑制するため、2017年12月期分として1株当たり90円の配当を求めた。また、株主に信任を問う機会を増やし、経営上の課題に株主の視点を加味して対処する体制を整えるため、取締役の任期を2年以内から1年以内に短縮することも提案していた。

  スパークスの阿部修平社長は株主総会の結果を受けて、「当社の意図を説明する過程で、多くの機関投資家が合理性のない経営、特に財務面の非効率性に疑問を抱いていることがわかった」と電子メールでコメント。帝繊維の事業の将来性には変わらず期待しており「多くの株主や世論の賛同を得ながら、提案・主張に対する理解を経営陣に深めていただき提案が実行されることを目指す」としている。

議案
提案者
内容株主総会
決議
取締役会
意見
ISS
意見
グラスルイス
意見
会社第1号剰余金の処分
1株あたり40円
可決反対賛成
会社第2号取締役2名の選任
・岡村建氏
・安田弘氏
可決賛成
岡村氏:反対
安田氏:賛成
株主第3号剰余金の配当
1株あたり90円
否決反対賛成反対
株主第4号取締役任期短縮
2年から1年に
否決反対賛成賛成
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