ドイツ銀、トレーディングで削減検討と関係者-CEOは続行表明

更新日時
  • 「プロジェクト・コロンボ」で削減する分野と投資する分野を選別
  • ジョン・クライアンCEOは職務続行の決意表明

ドイツ銀行はトレーディング業務についてあらためて見直していると、事情に詳しい複数の関係者が述べた。また、ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は更迭の臆測を打ち消した。

  後継CEO探しが進んでいるとの報道もあったが同CEOは28日の行員向け文書でこうしたうわさを打ち消した。

  計画は非公開だとして関係者が匿名を条件に語ったところによると、ドイツ銀は競合他社に後れを取っている事業について、市場シェア奪還を目指すべきか、撤退を選ぶべきかを検討しているという。

  ドイツ銀行の稼ぎ頭である投資銀行事業の将来は、クライアンCEOが2015年半ばに就任して以来の事業再編取り組みの焦点。パウル・アハライトナー監査役会会長は新たなCEO探しに乗り出したと事情に詳しい関係者が今週述べていた。これに対しクライアンCEOはドイツ銀のために働き自身の職務を続行することを「固く決意」していると表明した。

  「プロジェクト・コロンボ」と銘打たれた見直しは、上級経営陣が数週間内に完了し、削減する分野と投資する分野を決める計画だと関係者2人が述べた。見直しの焦点は米国業務だが、世界のトレーディング部門全体にも広がっているという。ドイツ銀の広報担当者はコメントを控えた。

  関係者の1人によれば、投資銀行の見直しでは株式と債券・通貨・商品トレーディングの両方で削減が検討されている。同事業は必要資本が大きい上に、業績が芳しくないためだという。ただ、成績の良いトレーダーを慰留する目的で高い賞与を多数に支払ったばかりなので、どの程度の削減になるかは不透明だと、この関係者は述べた。クライアンCEOは文書で、「広まったうわさが安定を損なう影響」を認めている。

原題:Deutsche Bank Is Said to Consider More Cuts at Investment Bank(抜粋)
Deutsche Bank Said to Weigh Trading Cuts as CEO Vows to Stay On

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