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3月28日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、北朝鮮問題の緩和や月末需要で-一時107円台

  28日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して上昇。月末需要に支えられ、円に対し2週間ぶり高値に達した。ドル指数は続伸し週間ベースの下げを縮小。北朝鮮の金正恩政権が日朝首脳会談の開催を模索しているとの報道を受け、ドルは上げ幅を拡大した。

  ニューヨーク時間の午後に新たなドル買い需要が見られ、ドルは主要通貨に対し上昇を維持。スウェーデン・クローナに対しては年初来高値に達した。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.6%上昇し、55日移動平均に接近した。ドルは対円で1.5%高の1ドル=106円88銭。一時107円01銭まで上昇した。対ユーロでは0.8%上昇し1ユーロ=1.2308ドル。

  月末を控えたポートフォリオ調整はドル買いに傾倒した。米商務省が朝方発表した2017年10-12月(第4四半期)実質国内総生産(GDP)確定値が前期比年率2.9%増に上方修正されたことも、ドル支援材料となった。

  レバレッジ投資家や日本の投資家によるドル買いが見られる中、月末のフローと、日本企業による海外企業買収の話題が円を圧迫した。

欧州時間の取引

  ドル相場が安定的に推移。月末の為替フローと円の下落を受けて、ドル指数は週間ベースの下落幅を縮小したものの、四半期ベースで下落に向かった。北朝鮮政権が非核化に前向きだとの中国政府見解を受けて安全資産への需要が後退、円は売られた。
原題:Dollar Surges on Month-End Bid, Setting 2-Week High Versus Yen(抜粋)
Dollar Steadies as Yen Extends Losses Despite Drop in Equities(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が続落、大型テクノロジー銘柄が重し

  28日の米株式相場は続落。大型のテクノロジー銘柄がこの日も大きく下げた。業界に対する悲観的な見方に改善の兆しがほとんど見られなかったことが背景にある。米国債市場では、10年債利回りが2.8%未満の水準で推移。朝方発表された昨年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)は、伸びが市場予想を上回った。

  • 米国株は続落、テクノロジー銘柄が安い
  • 米国債はほぼ変わらず-10年債利回りは2.8%未満で推移
  • NY原油は3日続落、過去1カ月で最長の連続安-米在庫が増加
  • NY金は続落、北朝鮮が核協議に前向きな姿勢

  この日はテクノロジー株のボラティリティー指数が大きく上昇。ナスダック100種株価指数は下落。特にネットフリックスとアマゾンの下げが目立った。同指数はこのままいけば月間ではここ2年で最大の下げとなる。S&P500種株価指数も下げた。

  コニングの株式担当ディレクター、ドン・タウンズウィック氏は「ボラティリティーの復活は、多くの人がこれまで経験したことのないことだが、現在の水準が新たなオールドノーマルだ」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%安の2605.00。ダウ工業株30種平均は9.29ドル(0.1%未満)下げて23848.42ドル。ナスダック100種指数は1.1%下落。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りが前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇の2.78%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は3営業日続落。過去1カ月近くで最長の連続安となった。米エネルギー情報局(EIA)の発表によると、原油在庫は先週164万バレル増加した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比87セント(1.3%)安の1バレル=64.38ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は58セント下げて69.53ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。北朝鮮が保有核兵器の放棄に関するトランプ米大統領との協議に前向きだと中国が明らかにしたことや、世界的な貿易戦争懸念が和らぎつつある兆しが手掛かり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比1.3%安の1オンス=1330ドルで終了した。

  今月はテクノロジー株が特に大きく下落してきた。データのプライバシーを巡る規制強化の観測や反トラスト懸念などが株価の下押し圧力となっている。

  コメルツ銀行のクロスアセットストラテジスト、マックス・ケトナー氏は「現在の株式相場、そして強気相場の運命はテクノロジー株と強く結び付いている」と述べた。
原題:Tech, Once Again, Weighs on Stocks as Dollar Jumps: Markets Wrap(抜粋)
Oil Posts for Longest Slide in a Month as U.S. Supplies Expand
PRECIOUS: Gold Drops as N. Korea Seen Open to Discussing Nukes

◎欧州債:イタリア債が入札後に反発、ドイツ債は節目の水準近づく

  28日の欧州債市場では、ドイツ10年債が朝方に上昇したものの、200日移動平均線にはね返されて上げ幅を縮小した。月末の資金流入も注目され、周辺国債は上昇を継続した。

  ドイツ10年債利回りは200日移動平均の0.476%を一時下回った。コメルツ銀行はドイツ債について、利回りが200日移動平均を下回れば戦術的にショートにするよう顧客に示唆。

  ドイツ債は他の年限でもアナリストがショートを推奨する水準に近づいている;JPモルガンは30年債利回りで1.10%、バークレイズは5年債利回りでマイナス0.15%前後をショート開始の水準に挙げている。

  イタリア10年債は入札開始前に軟化したが、入札で力強い需要が集まったことから上昇に転じた。

  前日の市場で米国債が上昇したことを受け、英国債は取引開始から堅調。英10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.36%と、1月以来の低水準。
原題:Italy Drives Higher After Auction; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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