コンテンツにスキップする

三菱マ:不適合品の納入先762社に拡大、子会社の前社長が隠蔽指示も

  • 三菱アルミニウムなど子会社3社で新たに不適合製品が発覚
  • 子会社ダイヤメットでは1977年頃にはデータ改ざんが行われていた

三菱マテリアルは28日、三菱アルミニウムなど子会社3社において新たな不適合製品の出荷が発覚したと発表した。これにより3社を含むグループ会社5社で行われた品質データ改ざんなど一連の不適合製品の納入先は695社から762社に拡大した。

  弁護士からなる特別調査委員会による原因究明などの最終報告書も発表した。子会社のダイヤメットでは前社長が不適合製品の出荷の事実を認識しながらも親会社の三菱マや顧客先には報告せず、さらに不適合製品に関する資料などを隠蔽(いんぺい)するよう指示をしていたことも分かった。同社でのデータ改ざんは1977年頃には行われていた。

  都内で会見した竹内章社長は「今回起きたような事態を二度と起こさないようにガバナンス体制の強化を強力に推し進めたい」と述べた。自身の経営責任については「グループ全体を健全な経営に戻すことが現経営陣の責務だと考えている」などと語った。

  三菱マにおいて4月1日付でガバナンス統括本部を発足させるほか、部門間や親子会社間などでの人材交流を促進させるなどの態勢強化策も策定。データの書き換えを防ぐため、検査設備の自動化や検査人員の増強なども進める。矢尾宏会長と竹内社長が月額報酬の全額を4月から3カ月間返上するなど役員報酬の一部返上も決めた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE